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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784000228848
感想・レビュー・書評
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ジャズもブルースもゴスペルもスピリチュアルズも、全部黒人音楽をルーツにしている、という話は良く聞くのだけれど、じゃあ具体的にどういう変遷を辿っているのか、という事については見かけた事が無く、ずっと良くわからないままモヤモヤしていた。
この疑問の大半を解決してくれたのがこの本でした。(ジャズの話は無いですが)
まず奴隷制時代の黒人達の歌があり、奴隷解放後に白人達による文化保護の対象としてその保存が始まった。同時に黒人の地位向上のためにこれを使おうとする人達もあらわれ、その詩や曲調は白人にも受け入れられやすい形に調整されていった、という話は、そうやって話を聞くと当たり前の流れの様に感じられるけれど、ずっと「黒人霊歌=奴隷時代の歌」だと自然に思いこんで来たので、この話を聞いて目の前の霧が晴れたようにすっきりしました。確かに、今聞ける黒人霊歌はクラシックな形式に整い過ぎてる。
また、ゴスペルソングは解放後に作られた作曲者が特定できるものであり、元もとの黒人霊歌の様に「救いは死のみ」のという絶望が先行するものではなく、福音を現すものだという話も面白い。
やはり黒人の文化の話は日本人から見ると他人事なので、単純化してみてたのだなぁという気にさせられます。19、20世紀のアメリカ社会についての知識をもっと持っていれば、さらに面白かったのだろうにと、少し残念にも思います。
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ウェルズ恵子の作品
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