- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000229111
作品紹介・あらすじ
仏教から慈悲の情を伝え広めた光明皇后、朱子学の知に世の安定を託した林羅山、「士魂商才」の意志を貫いて近代化の幕を開けた渋沢栄一-。新しい時代のリーダーは、どのような苦心と努力を重ねて、日本の文化を切りひらいて行ったのか。古代から現代まで、時代を象徴する事実を鋭く指摘して、情と知と意のうつりゆきを描く日本文化史。
感想・レビュー・書評
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記憶にうすい
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タイトルに「こころの」と付いているせいで、啓発系かと勘違いしそうだが、時間軸に文化的な側面を色づけて体系区分した歴史書だと思う。(歴史へのメスの入れ方)
私が歴史に疎いせいで、中盤に出てくる人物名や事件の一部が分からなかったりするのが悔しいところで、あとは読みやすくて主張もひたすら繰り返しているだけあってわかりやすい、と思う。
思う、思う、と繰り返すのは、歴史系の書物を読んだ経験が少ないので、「そうなのか」と鵜呑みにしてしまっていいのかを迷っているからである。 -
ええと、おもしろいのだが、これどこまで本当?とおもって、色々本に書いてある事実をググったりして信ぴょう性を確認中。。日本人は、はるか昔、ポリネシアな人たちと同じ文化だったって、まぁいろいろマンガや都市伝説とかではみてきた設定なのだけれど、どこまで実証されてるんだろうか。と、もういきなり冒頭の部分で、立ち止まる。ただ、本当だったらめちゃくちゃ面白い話がいろいろで、「マナ」という、超自然的な観念は、日本語の「モノ」という言葉の語源であるということらしい。マナといえば中二病患者的には盛り上がるワードのひとつでありまして、それが日本語の基本中の基本である「物」につながるなんてなんてむねあつ。。などと、一歩間違えれば「ムー」にのってそうな怪しい話なのですが、こちらの中西進先生というかたは、わたしは存じ上げませんでしたが、東大のえらい先生ぽいのでたぶん、嘘はいわんだろうと、信じてもう少し読み進めてみたいと思う次第であります。