古典について、冷静に考えてみました

  • 岩波書店 (2016年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784000229500

感想・レビュー・書評

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  • 古典について様々な切り口から議論している面白い本だ.”源氏物語はいかにして古典になったか”が面白かった.漢字ベースの書籍が幅を利かせていた時代に仮名文字文学がどのような地位にあったかを考えると,「源氏取り」という形で連歌用の素材として活用されたことが古典として認められる要因になったのはうなずけることだ.最後の"古典教材談義"で教材の捉え方として,日本―東アジア三国―世界という階層を設定するという考え方が紹介されていたが,素晴らしい観点だと感じた.

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著者プロフィール

1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語ドイツ文学専攻)中途退学、ミュンヒェン大学、フランクフルト大学に留学。名古屋大学総合言語センター助教授を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は、ドイツ文学、ジェンダー論。Dr. phil.(フランクフルト大学)。著書にSchöne Körper. Zur Erotik des Blicks in der deutschen Literatur Mitte des 18. Jahrhunderts (Königstein/Taunus: Ulrike Helmer Verlag, 2003)、論文に「一八世紀ドイツにおける美・欲望・ジェンダーをめぐる言説」(姫岡とし子・川越修編『ドイツ近現代ジェンダー史入門』青木書店、2009年、所収)、翻訳にレッシング作『エミーリア・ガロッティ/ミス・サラ・サンプソン』(岩波文庫、2006年)、クラウディア・ベンティーン『皮膚』(法政大学出版局、2014年)などがある。

「2014年 『イメージとしての女性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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