国際法で世界がわかる――ニュースを読み解く32講

制作 : 森川 幸一  森 肇志  岩月 直樹  藤澤 巌  北村 朋史 
  • 岩波書店
4.50
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本棚登録 : 75
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000229555

作品紹介・あらすじ

イスラーム国はなぜ「国」ではないのか?WTOが存在するのにTPPを締結する理由は?「領空侵犯」は正しく、「領海侵犯」は正しくない?「固有の領土」「防空識別圏」とは?メディアを賑わすさまざまな国際ニュースに潜む素朴な疑問を題材に、国際法の考え方や基礎知識が身につき、国際問題を見る眼を養うことができる画期的な入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 「知識人やマスコミが国際法を知らなさすぎる」という危機感から刊行されたという、20人の国際法学者により32のトピックについて各10ページほどで解説された本。
    政治利害でなく国際法との整合性について書かれている。
    時事的内容は2016年刊行当時のもの。
    目次を別の言葉にすると以下。

    1.条約の意義について

    2.日米防衛協定などの非拘束で条約ではない、指針・ガイドラインの意義

    3.自称国家は国際法上の国家か

    4.沖縄は国際法的に独立できるか

    5.日本は国家として承認していない北朝鮮をどう扱えるか

    6.「固有の領土」という国際法にない言葉に意味はあるか、および領域法

    7.領海侵犯という言葉は国際法には無い

    8.実行支配とは何か(政府答弁:実効性を持って支配していること)、およびその意義

    9.海外からの靖国神社参拝批判は内政干渉ではない

    10.域外裁判所における国家の裁判免除権

    11.在日米軍は治外法権ではない、および地位協定

    12.大使館

    13.民間個人が海外国家に処罰される域外適用

    14.犯罪者の国外逃亡と身柄引渡

    15.難民の国際法での定義と問題

    16.ヘイトスピーチの国際基準

    17.中国の南沙諸島埋め立てでは領土は増えない

    18.大陸棚と領域

    19.防空識別圏

    20.WTOの意義

    21.時代に取り残されるWTOと、EPA/FTA

    22.外国資本による日本への投資と、その規制

    23.日本の捕鯨活動の全面敗訴とその理由

    24.環境保護条約

    25.竹島を国際司法裁判に委ねる日本のリスク

    26.国際裁判の判決の効力

    27.国際法に戦争という言葉は無い

    28.国内法上の「武力行使」と「武器の使用」、国際法上の「武力行使」と「最小限の実力行使」

    29.国際法上に当然に持つ集団的自衛権と、日本の憲法

    30.経済制裁

    31.かつて侵略は国際法では合法だった

    32.慰安婦個人による日本国への賠償請求は難しい(イタリア人によるドイツへの賠償請求の却下の判例)

  • ビビットな話題も多くよかった!
    わかりやすいし

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