これがすべてを変える――資本主義VS.気候変動(上)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000229562

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの気候変動と対策に反対する企業政府の考えを記載したものである。
     日本のことはほとんど出てこないが、アメリカの企業が日本の気候変動対策をどのようにさまたげているかを知る背景として読むのはいいと思われる。

  • ナオミ・クラインの大作。最近は大企業までも「我々も環境対策に取り組みます」とか「イノベーションで温暖化を克服」などと宣伝してますが、彼女に言わせるとこれら大企業の動きはショックドクトリンと同じく混乱に便乗して自らに有利な条件を作り出して金儲けを企んでいるだけとのこと。資本主義では気候変動を乗り切ることはできない、市民パワーで社会構造そのものを作り変えていくことが必要だと説いています。下巻にもチャレンジ!

著者プロフィール

1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』は、企業中心のグローバリゼーションへの抵抗運動のマニフェストとして世界的ベストセラーになった。アメリカのイラク戦争後の「復興」に群がる企業の行動に注目したことがきっかけとなった大著『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』は、日本でも多くの読者に受け入れられた。『これがすべてを変える――資本主義 vs。気候変動』は、「『沈黙の春』以来、地球環境に関してこれほど重要で議論を呼ぶ本は存在しなかった」と絶賛された。2016年、シドニー平和賞受賞。2017年に調査報道を手がける米ネット・メディア「インターセプト」に上級特派員として参加、他に『ガーディアン』『ネーション』などさまざまな媒体で記事を執筆している。

「2019年 『楽園をめぐる闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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