これがすべてを変える――資本主義VS.気候変動(上)

  • 岩波書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000229562

感想・レビュー・書評

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  • 気候変動というより、「化石燃料資本との闘い」だね。まぁ、サブタイトルに「vs.」がついてるけれど。
    それにしても筆者の取材力は素晴らしい。これでもか、と石油企業等のえげつなさを暴いている。また、シェールガス採掘はCO2排出以前に、地球環境への汚染の酷さが凄まじい。
    だが、トランプのアメリカはパリ協定を離脱し、シェールガスを掘りまくっている。
    本書が希望を託した市民運動はこのところ声が小さい。筆者の言う「沸騰の時間」は来るのだろうか。

  • 買う価値あり

  • SDGs|目標13 気候変動に具体的な対策を|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/765158

  • アメリカの気候変動と対策に反対する企業政府の考えを記載したものである。
     日本のことはほとんど出てこないが、アメリカの企業が日本の気候変動対策をどのようにさまたげているかを知る背景として読むのはいいと思われる。

  • テーマ:気候変動

  • 開発目標13:気候変動に具体的な対策を
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50071499

  • あまりにも広すぎてどこから手をつけたら良いのか途方に暮れる気候危機に対して、資本主義自体のあり方を問う。この資本主義が始まってからの経済システムが地球を壊してきたツケが回ってきたと喝破する。確かにそうだ。しかも、なんとも腹立たしいことに環境問題に取り組む大きな機構の多くが、化石資源を扱う会社から献金を受けているという。全く目の前が真っ暗になるようだが、それに対して、私たちは何もできないわけではなく、連帯することが求められている。グリーンニューディールについては下巻に譲る。

  • 20/05/22。

  • 519||Kl||1

  • うーん

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著者プロフィール

1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』は、企業中心のグローバリゼーションへの抵抗運動のマニフェストとして世界的ベストセラーになった。アメリカのイラク戦争後の「復興」に群がる企業の行動に注目したことがきっかけとなった大著『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』は、日本でも多くの読者に受け入れられた。『これがすべてを変える――資本主義 vs。気候変動』は、「『沈黙の春』以来、地球環境に関してこれほど重要で議論を呼ぶ本は存在しなかった」と絶賛された。2016年、シドニー平和賞受賞。2017年に調査報道を手がける米ネット・メディア「インターセプト」に上級特派員として参加、他に『ガーディアン』『ネーション』などさまざまな媒体で記事を執筆している。

「2019年 『楽園をめぐる闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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