在郷軍人会 良兵良民から赤紙・玉砕へ

  • 岩波書店 (2009年11月27日発売)
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784000230308

みんなの感想まとめ

戦争と社会の関係を深く掘り下げた本作は、在郷軍人会の設立からその終焉までの過程を通じて、在郷軍人と社会との関係の変容を描き出します。著者は、軍部と民衆を繋ぐ組織の役割を明らかにし、戦争がもたらす影響を...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  在郷軍人会の設立から終焉までの全過程を、在郷軍人と社会との関係の変容を軸に描く。注がなく、参照文献が示されていないのが惜しまれる。

  • 藤井忠俊『在郷軍人会―良兵良民から赤紙・玉砕へ』岩波書店、読了。

    「国民の後援なしには戦争はできない」。1910年に設立され、45年に解体した「矛盾に満ちた在郷軍人会の全貌を描き出す」。誕生と縮小、国体明徴運動を経た拡大を検証。動員と自らの服従の一致は「玉砕」へと至る。

    大正デモクラシーに対し、軍部は軍国主義で対応。その思想が総力戦体制へ進む中で、良民生成が良兵の基礎とされ、学校教育に軍事が入りこむ。最終的には、在郷軍人が玉砕要員となるプロセス(太平洋戦末期の在郷軍人召集兵は350万人)

    著者はこれまで『国防婦人会-日の丸とカッポウ着』(岩波書店)、『兵たちの戦争-手紙・日記・体験記を読み解く』(朝日選書)を上程。民衆の視点で戦争に加担していくプロセスを明らかにしてきた。合わせて読みたい。

    戦前日本の「暴走」は一部の軍国主義者の暴走と「想定」しがちで、総「被害者」の意識が強い。しかしそれはイエスでありノーでもある。強制だけでなく、民衆が自ら追随していくプロセスの検証は必要であり、本書はその一つの見本となる。

    「私が本書で強調したことは,在郷軍人とは民衆そのものであるという一つの原理です」(あとがき).了

     http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0230300/top.html

  • ふむ

  • 社会と戦争の関わり方について。
    軍部と民衆を繋いだ組織について。

  • 0131 朝日新聞に掲載されました。

全5件中 1 - 5件を表示

藤井忠俊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×