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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000230322
作品紹介・あらすじ
いまも新鮮な感動を覚える豊かで繊細な日本の四季、エネルギッシュに躍動する現代中国、辛酸をなめた文革時代の思い出、シベリア、トルコ、カナダなど世界各地への旅で出会った人びととさまざまな暮らし…。元気だけれどかなり大雑把な中国人と、几帳面だけれどいささか融通のきかない日本人の、知れば知るほど愉快な素顔を、おおらかなユーモアで描く。
感想・レビュー・書評
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中国人の視点による日中比較論。著者は日本滞在も長く、日本文化にも精通していると思います。穏やかな文体から、中国人らしさがときどき垣間見えるところが興味深かったです。
日中戦争で日本が勝って統治を続けていたら、300年後には日本が中国に同化してしまったのでは、という著者の意見に同感するのと同時に、怖さを覚えました。数千年にわたり、他民族との戦争に曝されてきた国に生きる人の、たくましすぎるほどの生命力を感じたからです。
日本と中国には、漢字以外の共通点はないとあらためて思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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