さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000230704

感想・レビュー・書評

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  • 炭酸でごまかされていた砂糖の味に舌が気づくようになったちょっとぬるめの夏のサイダー

  • spotify、iTunes、napstar、CD、MD、walkman、はたまたLP、EP、ラジオ放送…音楽という輝く月の裏側にはテクノロジーのイノベーション(本書によればイノヴェイション?)がずっとずっと連なっていることを思い至りました。音楽ラバー視点からテックを語りビジネスを語り社会を語り、そして未来を語る、あまり聞いたことはないけど、めちゃくちゃ納得してしまうような論評の数々。必ず当たる宝くじを買いたがるようなイノベーション志向を嗤い、生産性をひたすら追い求めるシステムとは距離を置き、「表現する」歓びとそれを「感じ取る」歓びの交歓をシンプルに尊重する気持ち良さを感じました。月の表側を目的としてのビジネスの成功が覆ってきているような現在に月の裏側に回った音楽から吹く風みたいな本でした。

  • 付箋を貼りまくってしまった。
    ハッと思わされる箇所が多く、何回も読み返したい本。
    普段馴染みのない分野の話が多かったので、知見が広がった。

  • リブート前の雑誌『WIRED』が休止する直前の数巻を愛読していたので、その編集長の著作ということで拝読しました。

    ああ、ほんと、確かにそうだよなあ。という内容も、ちょっとそれはもっと他の見方もあるんじゃないか、という内容もまあもちろんあるけれど、若林さんの考えていたことがどっさり文章になっていて読み応えあります。

    口調は軽いけど、内容はどっしりしています。
    そして大方の意見にはハッとさせられるものがあります。
    いいですよね。こういう面倒くさいおじさんが身近にいたら。たまに会ってなんか語られて、ああめんどくせー、と思いながら、家に帰って思い返してみたら、そのたんびに、でもまあそういえばそうだなあ、なんて。

    例えば10年後にもう一度読んだら、どんな印象をもつかしら。

  • ブクログのリコメンドで知る

  • 数年来のスマッシュヒットの作品。日々読書に求める希望はこういうことだなと実感する内容。物事の事象ひとつひとつに筆者の頭脳を使って自分なりの理解に咀嚼して理論を着地させる作業をひたすら繰り返している要所要所に細かい同意が発生した。そして単一な領域ではなく、様々なトピックでそれらを繰り返すことで、多様さがより多様になる。今の時代こそ、必読の良書だと思う。

  • さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017

  • イノヴェイションとかけ離れた生活をいつしか送っていたことに気づいた。いちサラリーマンとして社会のニーズに合うもの、会社の利益になるものに思考を占領されていた。テクノロジーと哲学の交差する地点で時代と自身に正直に向き合った人の言葉は、今の自分に刺さるところが多かった。

  • 書く文章と話す言葉の差が
    こんなにない人は初めてでした。

    WIRED編集長からずっとファンなので
    噛み締めて一文一文を精読したい本。

  • WIREDの元編集長が書いたエッセイ等の文章をまとめた一冊。ひとりの人の思想を大量に読むととても疲れるんだなあ、ということを知った。

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