証言 戦後日本経済 政策形成の現場から

著者 : 宮崎勇
  • 岩波書店 (2005年9月23日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000233347

作品紹介

傾斜生産方式による戦後復興、国民所得倍増計画、高度経済成長、石油ショック、経済大国化、バブルとその崩壊、「失われた一〇年」、構造改革問題…。本書は一九四七年に経済安定本部に採用されて以来、経済審議庁、経済企画庁と名称は変わりながらも常に経済政策形成の第一線で活躍してきた官庁エコノミストが語る、戦後日本経済についての貴重な証言である。

証言 戦後日本経済 政策形成の現場からの感想・レビュー・書評

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  • 1923年生まれで元・経済安定本部・経済企画庁事務次官と半世紀あまり日本の経済政策の中枢に関わってきた人のオーラル・ヒストリーです。自分がやった!という人が多いので、信用できないと宮崎氏自身がこの中で語っていますが、確かに宮崎氏の存在の大きさを痛感します。政治家がどこまで日本経済発展に寄与してきたのかがむしろ疑問だと思いました。MITに留学していたときにサミュエルソン教授を訪ねてくる日本人が皆カメラを共に写しただけで帰っていったというエピソードは笑えると共に悲しくなります。彼等がきっと日本の教授室にその写真を掲げて「サミュエルソンはこう言っている」と括弧をつけていたのでしょうから。宮崎氏の評価が高いのが福田、宮沢そして河本の3人。そして官房副長官を永年勤めた石原信雄が5本指に入る首相として村山首相を挙げていることに賛成していることも意外でした。一方、小泉首相には随分厳しい評価のようです。また海外で尊敬する3人の政治家がシュミット(西独)、トリュドー(カナダ)、朱鎔基と大の経済通の3人だということでした。

  • 常に経済政策形成の第一線で活躍してきた元官僚エコノミストが語る、60年にわたる戦後日本経済についての貴重な証言、という看板に偽りなし。
    関わった時々の政治家たちにも、そのものズバリの正鵠を得た批判をしている。
    参考になる良書ではある。

  • 逗子図書館で読む。非常に興味深いインタビューです。ただし、読みこなすのは、容易ではありません。この証言に登場する人物の名前はある程度わかります。しかし、どんな人物なのかわかりません。

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