思想としての日本近代建築

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (644ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000234078

作品紹介・あらすじ

明治以降の近代化過程のなかで、建築を中心とする都市、地域、景観、国土と連なる重層的「空間」はどのように形成され発展してきたのか。近代国家の成立と展開のなかで日本の建築はどのような広がりをもちながら近代化したのか。膨大な資料を渉猟しつつ、日本の近代建築の展開を、文学や哲学、歴史、批評、社会科学、その他広範な隣接分野における議論と文脈的に関連づけ、日本近代の生成物としての建築・空間をトータルに把握することをめざした建築・空間の思想史的考察。建築が建築外の要因との関わりの中から生じ、それ自体が歴史の要因となりうるものとし、それらが集約されるところに建築の思想を見出す斬新な視点で書かれた本書は、日本近代のもう一つの隠れた精神史を浮彫りにする比類のない労作。

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著者プロフィール

建築家、建築評論家、芝浦工業大学名誉教授。
1948年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学大学院工学系研究科博士課程中退。磯崎新アトリエ勤務後、1985年UPM (Urban Project Machine)設立。2003年芝浦工業大学教授。著書に『逃走するバベル』(1982年、朝日出版社)、『ル・コルビュジエ』(1983年、岩波書店、2022年講談社学術文庫)、『希望の空間』(1988年、住まいの図書館出版局)、『ロシア・アヴァンギャルド建築』(1993年、INAX出版、2015年増訂版[LIXIL出版])、『思想としての日本近代建築』(2005年、岩波書店)、『メタボリズム・ネクサス』(2011年、オーム社)、『建築的思想の遍歴 八束はじめインタビュー』(2021年、鹿島出版会)ほか多数。

「2023年 『汎計画学 ソヴィエト・ロシア篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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