- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000234108
作品紹介・あらすじ
精神分析を、言語という礎の上に改めて据えるということ。一九五三年のローマで宣言されたこの目標に向けて、フロイトの著作を読み直し、さらに同時代の精神分析理論を再検討してきたラカンは、五年目のセミネールにおいて、ついにその成果を彼独自の一群の概念装置のうちに結晶させる。「グラフ」や「シェーマR」、あるいは「父性隠喩」といった概念装置が、機知や文学、臨床例への豊富な参照のなかで構築されて行く過程を克明にたどった本書は、ラカンの「思考」がはらむ運動への、最良の導入となるだろう。
著者プロフィール
ジャック・ラカンの作品





