ジャパンクールと江戸文化

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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000234382

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  • 「クールジャパン」と呼ばれ日本文化が注目されるようになったけれども、日本の伝統文化として代表されるような歌舞伎・お茶・お花・侍などは、日本人のほとんどにとって、それが本当に今の日本を象徴するものとは心底で思っておらず、異文化のように感じている…この指摘はまったくその通りだと思った。
    「伝統」や「芸術」といったハイカルチャーな意識を捨て、もっと気楽なエンターテインメントとして楽しんではどうか、というのが著者の考え。
    また、「モノづくりからモノ語りづくりへ」と称して、日本のポップカルチャーと伝統文化を融合させてはどうか/コンテンツをフリー化して制作者と生活者を直接結ぶ新たなビジネスモデルを構築してはどうかなど、大賛成したい提案がいくつかある。
    日本のソフトパワーの原点として、粋な江戸時代の生活についても触れており、勉強になった。そこそこの稼ぎで生活を楽しむ心の豊かさがあった日本に、もう一度なったらいいな。
    そして、「趣味や文化、表現を通して、世界がつながりあえるなら、もっと世界の人々は幸せになれるかもしれない」という一文に感銘を受けた。そのとおりだなあ。

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著者プロフィール

関西学院大学大学院社会学研究科教授
『ジャパンクールと江戸文化.』(岩波書店、2007年)、『日本発イット革命―アジアに広がるジャパンクール』(岩波書店、2004年)、『第三の社会』(岩波書店、2000年)、『人間・動物・機会―テクノアニミズム』(角川新書、2002年)。

「2009年 『「インターネットと人権」を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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