昭和十年代の陸軍と政治―軍部大臣現役武官制の虚像と実像

著者 : 筒井清忠
  • 岩波書店 (2007年11月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000234436

作品紹介

一九三六(昭和一一)年、二十数年ぶりに復活した軍部大臣現役武官制は現役軍人のみが陸軍大臣、海軍大臣に就任しうるという制度である。この制度の復活により、軍部は内閣の生殺与奪の権を握り、その後の政治を支配したというのが従来は昭和史の定説となってきた。しかし、この制度で陸軍が暴走し、日本は戦争への道を歩んだという歴史認識は果たして本当に正しいのだろうか。本書は、陸相のポストをめぐって陸軍と首相及び天皇が対立した全事例を精査し、昭和史の常識を覆す注目の書き下ろしである。

昭和十年代の陸軍と政治―軍部大臣現役武官制の虚像と実像の感想・レビュー・書評

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  • お役所仕事の大東亜戦争倉山満から

  • 現代の定説では軍部大臣現役武官制が陸軍の暴走を可能にしたという事になっている。著者は一から検証してそれを覆している大変な労作である。その姿勢には畏敬の念すら覚える。研究者間には反論もあるかもしれぬが黙殺することなく誠意を持って議論を深めて欲しい。また結論にかかれている緒方竹虎の考察を知り得た事も大きな収穫であった。是非おすすめしたい本である。

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