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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000234825
みんなの感想まとめ
言葉と行為の間に存在するズレをテーマにした本書は、パラドックスを通じて思考を促す力を持っています。著者は、自己の無思考を突きつけることで新たな思考の扉を開く重要性を伝えており、矛盾の中からこそ思考が生...
感想・レビュー・書評
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言葉で述べることと身体が行為することとは、そもそも一致するものではない。そのズレは原則的な問題だ。パラドックスは、つねにこれらのあいだのズレに関わっているのだから。
こうしたパラドックスを突きつけられることが、ひとが思考をはじめる原初にあるのではないか。ドゥルーズが「出逢い」と呼んでいる事態、思考を強要してくる「出逢い」とは、それ自身、こうしたパラドックス的な自己の生のことではないか。自己の無思考を自己に突きつけ、「思考しえないものの思考」を導いてくること。しかし、矛盾のなかで思考停止に陥るのではなく、まさにそこから思考をはじめていること。
ひとは奇妙なことをするし、整合性のないことをしゃべる。いい加減なことをして、その奇妙さを自覚させられる。そのとき、ひとは新しいものと出逢っているし、愚鈍さをもって思考を発生させている。このことを明確にしなければならない。そして、そこでの恥じらいと重なる自己の倫理を探らなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで7冊ほどドゥルーズの解説書を読んで、どれも刺激を受けたのですが、本書が一番「未来への予感をはらむ」もののように感じます。例えば同著者の『バロックの哲学』など。
この本と『差異と反復』、『意味の論理学』の三書を抱えて沈潜したい気持ちもあり。
桧垣立哉の作品
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