戦争と罪責

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 65
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000236065

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄の戦争のこころの本を読んで、積読本であった本書を思い出し読んでみた。何と20年前の出版であった。この20年の間に更に過去と向き合わない兆候が進んでいる現在、改めて過去と向き合い、その事実を個々人がどのように見つめるかが、これからの私達だけではなく、後に続く人にとっても大事であることを実感する読後感であった。

  • ショッキングな本です。私は今までに過去の戦争に関する本をほとんど読んできませんでした。日本軍も中国でかなりひどいことをやってきたということを漠然と知ってはいましたが、これほどとは考えてもいませんでした。そしてその犯罪行為に関わってきた多くの人が罪の意識を持っていない、逆に反省して悔い改めている人たちが反感をかっている、という現状も知ることができました。被害を受けた人あるいはその家族、犯罪を犯した人々がどんどん少なくなっていきます(亡くなっていく)。だからといって戦争があったという事実は消えないのです。ぜひ全ての人にこの本を読んでいただき、戦争中どのような残酷なことが行われていたのかという知識を身につけておいてほしいと思います。決して忘れてはいけないことだと思います。そして二度と同じ過ちを犯さないようにしたいものです。本書は岩波「世界」(という雑誌)で連載され、後に単行本になったものです。定価は2300円になりますが、ぜひ読んでみて下さい。(2015年現在、文庫になっていないのだろうか。岩波さん しっかりお願いします。すみません、えらそうで。)

  • 図書館で借りてきた本。

    6月の終わりに新宿・ニコンサロンで行なわれた「重重‐中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の女性たち」写真展を観に行った感想をブログ及びmixi日記に「わたしはどうしてこの人たちが個々に取り残されたかということを全く知らない」と書いたら、マイミクさんの一人が「このような本がありますよ」と言って教えてくれたうちの一冊だ。

    この本を書いたのは野田正彰という精神科の医者が、元軍医、将校、特務、憲兵だった人たちに対して、中国で自分が行なってきたことはどういうことだったか、戦争が終わって中国に戦犯として収容されていたときにこの人たちがどのような経緯で自分の行なってきたことに対して反省したか、その後日本に帰ってきてどのような生活を送っているのかを丹念に取材し、そしてときには厳しく加害者の精神分析を行ないながら加害者とぶつかっていく、そのような本である。

    1冊17章あるのだが、一人の話がおおよそ1章~3章に渡って書いてある。わたしは本を読むスピードは結構早いのだが、この本に限っては、1人のエピソードを読むたびに頭がいっぱいになって、胸が苦しくなるので、途中何回も休みを挟まなければならなくなったり、日を改めたりしなければならなかった。それくらい「濃い」本だった。

    http://rontako.blog39.fc2.com/blog-entry-1621.html

  •  バブル経済に酔い痴れる人々を精神科医特有の視線で巧みにスケッチしている。「多幸症」とは言い得て妙。確かに浮かれていた。騒々しいほどに。若い女性は何も考えずに、ワンレン、ボディコンというスタイルで踊り狂っていた。ああ懐かしや、ディスコのお立ち台。まさに、精神のメタボリックシンドローム。

     <a href=\"http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090118/p1\" target=\"_blank\">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090118/p1</a>

  • 日本人として読んでおくべき本。

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著者プロフィール

1944年高知県生まれ 北海道大学医学部卒。
精神科医、ノンフィクション作家。
長浜赤十字病院精神科部長、関西学院大学教授などを歴任。『コンピュータ新人類の研究』で大宅賞受賞、『喪の途上にて』で講談社ノンフィクション賞受賞。

「2013年 『うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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