「全国学力テスト」はなぜダメなのか 本当の「学力」を獲得するために

  • 岩波書店 (2009年12月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784000236881

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  • 『「全国学力テスト」はなぜダメなのか―本当の「学力」を獲得するために』
    (尾木直樹、2009年、岩波書店)

    「全国学力テストは、いたずらに競争をあおるだけだからやめたほうが良い」という視点に立脚し、「学力とは何か」について考察し、最終的に日本の教育の現状と行く末までを論じている。

    タイトルからもわかるが、左からの立脚点である。少しフェアではないと感じるのは、学力テストが果たす役割や競争が「学力」の向上につながることは本当にないのかということが考慮されていない点である。この点は、学力観や教育観という立脚点によって変わってくるのだろうが、反対説も認めたうえで、やはり教育に競争はよくないということを立証すればよいのに、と思う。

    なお、左派の学者のかたはフィンランドなどの北欧諸国の教育制度を見習うべきだと主張する場、人口や経済水準、社会体制の違い(北欧諸国は伝統的な社会民主主義諸国である)があることから、額面通りに比較することはできないのではないかと思う。

    (2010年4月22日 大学院生)

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著者プロフィール

教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークな教育実践を展開。現在、「尾木ママ」の愛称で親しまれる。
著書『いじめ問題とどう向き合うか』『子どもの危機をどう見るか』(以上、岩波書店)『新・学歴社会がはじまる』『日本人はどこまでバカになるのか』『子どもが自立する学校』(編著、以上、青灯社)『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』(日本図書センター)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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