戦時経済体制の構想と展開 日本陸海軍の経済史的分析

  • 岩波書店 (2011年2月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784000236980

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  • 【書誌情報】
    著者:荒川憲一
    ジャンル:経済
    刊行日:2011/02/24
    ISBN:9784000236980
    Cコード 3033
    体裁:A5 ・上製・カバー
    ページ数:326頁
    在庫 品切れ

    第一次世界大戦という総力戦から衝撃を受けた日本陸海軍は,戦時に備え平時より軍事力を経済力の可能な範囲で蓄えておく「戦時経済体制」をどのように構想したのか.またアジア太平洋戦争の敗戦に至るまで,この構想はどのように準備・展開され,そして破綻に至ったのかを経済史・経済思想史的視点から詳細に解明する
    https://www.iwanami.co.jp/book/b265318.html

    【目次】
    序章 問題意識と視角――戦時経済体制と合理性

      第 I 部 戦時経済体制の構想――総力戦経済体制をめぐって
    第1章 戦間期の戦時経済思想――日本陸軍を中心に
    はじめに
    1 総力戦の衝撃と戦時経済体制の設計
    2 体制構築の途
    3 アウタルキー思想と日満経済ブロック
    4 「生産力拡大」軽視への警告
    5 日満経済ブロックから日満支経済ブロックへ
    むすび

    第2章 生産力拡充問題と物資動員計画
    はじめに――本章の焦点と先行研究
    1 生産力拡充(「生拡」)構想の契機と特質
    2 転換期としての1936~37年――昭和12年度予算の意味
    3 「生拡」計画の検討
    4 物資動員計画(「物動」)の誕生と機能
    むすび――「戦時期経済」における「生拡」構想・計画の機能

      第 II部 戦時経済体制の展開――アウタルキーの呪縛
    第3章 日満支経済ブロックの構想と展開
    はじめに
    1 日満支(華北)経済ブロックの構想
    2 意図せざる日満支経済ブロックの成立
    3 日満支経済ブロックの実際
    むすび

    第4章 「大東亜物流圏」の再編と崩壊
    はじめに
    1 課題と視角
    2 開戦決断の経済的側面――国力判断
    3 「大東亜共栄圏」の構想――「大東亜物流圏」の再編
    4 「大東亜物流圏」の実際(1)――海上輸送力,船舶喪失の分析
    5 「大東亜物流圏」の実際(2)――重要物資の生産と物流の変容(1939~43年)
    むすび

    第5章 日本海軍とアウタルキー思想
    はじめに――本章の問題意識と先行研究
    1 総力戦を海軍はどう受容したか――日中アウタルキー体制論
    2 第一次大戦前の海軍の国防思想と戦時経済思想
    3 海軍アウタルキー思想と石油
    4 アウタルキー思想とブロック経済
    むすび

      第 III 部「戦時期経済」体制に見る軍事工業――航空機と艦船
    第6章 戦時航空機工業の構想と展開――陸軍航空を中心に
    はじめに
    1 1920年代の陸軍航空――ライセンス生産期
    2 1930年代の陸軍航空――自立期の航空機工業
    3 日中戦争から太平洋戦争へ――量産問題
    むすび――戦局という要因

    第7章 戦時造船工業の造成――潜水艦と戦時標準船
    はじめに――戦時経済体制と造船工業
    1 第一次大戦の経験
    2 ワシントン条約下の造船工業
    3 転換期――1936~37年頃
    4 日中戦争から太平洋戦争へ
    むすび――活かせなかった潜在能力

    終章 転換期の経済的背景


    あとがき
    参考文献
    索引

  • 戦時統制経済の実像について色々と勉強になりました。

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著者プロフィール

(あらかわ・けんいち)
1947年宮城県石巻市生まれ。一橋大学社会学部卒業、陸上自衛隊入隊、全国の一線部隊で勤務。その間に東洋英和女学院大学院社会科学研究科修士課程(社会人コース)を修了。一橋大学経済学博士。1等陸佐、防衛大学校教授を経て、現在至誠館大学現代社会学部教授。著書に『戦時経済体制の構想と展開』(岩波書店、2011年)などがある。

「2021年 『アジアの多重戦争1911-1949』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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