漱石論――21世紀を生き抜くために

著者 : 小森陽一
  • 岩波書店 (2010年5月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000237246

作品紹介

二〇一六年は漱石没後百年。「坂の上の雲」を誰もが見上げていた百年前に、足元をみつめ雲の先を予見し危惧した近代人は、時代をどう小説に織り込んだのか。戦争、植民地主義、産業構造の変化、ジャーナリズム、男と女…。現代同様の問題を抱えた社会をみつめた、日本近代文学に聳える巨人の目を、小説に辿る。

漱石論――21世紀を生き抜くためにの感想・レビュー・書評

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  • 戦争、ジェンダー、メディア、テクストという今日的なテーマに即して漱石を読み解く。初出は10年以上前のものが多い。これが第何世代の漱石論なのか知らないが、例えば江藤淳の読みとは隔絶した世界が展開される。
    しかし例えば「近代」という概念一つとってみても、漱石の時代、江藤の時代そして現代と、それぞれ語られる言葉や切り口は異なる訳で、読み継がれる作家というのはそれぞれの時代状況にあわせた読みを許容する懐の深さがなによりも必要な条件なのだろう。

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