サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000237963

みんなの感想まとめ

第一次世界大戦に関する通史であり、フランスとドイツの歴史家が共同で執筆した本書は、両国の立場や状況を対照的に考察しながら、戦争の背景にある深い歴史的意味を探求しています。時系列に沿った充実した記述を通...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  •  原著は2008年。第一次大戦の軸を仏独の対立とみなし、その通史を一国史的枠組みの打破を掲げる仏独双方の歴史家が協力して綴る。分担ではなく共同執筆。
     二国それぞれの状況や立場、研究成果を対照しながらその共通点と相違点を洗い出すかたちで考察が進む。ただし比較史の実践としてみると、共通のトピックを単に並列して示すにとどまり比較とは呼び難いと思える部分も含まれる。
     政治経済から軍事、社会文化まで幅広く扱いながらも基本的に時系列に沿った記述で一貫されていて、各内容も充実している。意外なことにというか、本書の掲げるテーマから真っ先に想起されるような、大戦をめぐる二国間の集合的記憶の擦り合わせといった観点はほぼ扱われていない。

     

  • 第一次世界大戦の通史本であり、
    フランスドイツの研究者が協力して執筆したもの

  • 単純に第一次世界大戦本は結構あると思うが、それは大戦の経過だけを取り上げたとしても、
    本質として歴史の中における第一次世界大戦の意味まではなかなかわかりにくい。
    もちろんよく言われる直接の原因となったサラエボ事件なども所詮は単なるきっかけでしかなく、当時の欧州でのもはや直接対決はもはや避けられない状態でそれがいつ起こるのかを待っている状態であったという。

    原因、結果を含めてその部分がうまく描かれているので第一次世界大戦という歴史的事実の本質を見出すのには悪くはない。普仏戦争という結果とそれ以来の独仏の感情的な対立から、「その時」まで当時の欧州の空気感が出ていて読みごたえはあると思う。もちろんここで推されているフランスとドイツの感情的な対立だけが大きな要因ではないのは言うまでもないが。

    この空気感は今の東アジアにも通じるのではないのかな?

全4件中 1 - 4件を表示

ゲルト・クルマイヒの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×