泰平のしくみ――江戸の行政と社会

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000237994

作品紹介・あらすじ

強大な武力を背景に圧政をしく幕府に打ちこわしや一揆といった形で抵抗する百姓・町人、という構図がイメージされがちな江戸時代。しかし、そのような対立をかかえたままで、泰平の世は続くものだろうか。なぜ、長きにわたる安定が可能であったのか。町人たちの利害や生活を重視する江戸の「行政」、すぐれた調整・解決能力を備えていた政治のしくみを、具体的な事例から解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代がなぜ200年以上も泰平の世が続いたのか。町人/農民の活力の利用と、幕府や支配階級よりも、裏長屋・穢多非民を含む庶民の生活を優先した町奉行や代官の行政の考え、これが泰平を維持した根底にあった。
    特に後半、遠山の金さんがどれだ水野忠邦に抵抗したかが面白い。
    明治維新で否定された江戸時代の悪いイメージを、さらに否定する一冊。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授

「2018年 『光格天皇 自身を後にし天下万民を先とし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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