中絶論争とアメリカ社会―身体をめぐる戦争

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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000238076

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ社会に限定した歴史学のため、正直、日本との比較的視座はないし、法律的改正を含め、年度が頻出して読みにくい(仕方がないけど)。ただし、中絶におけるプロライフ(生命擁護派)/プロチョイス(選択擁護派)対立の歴史的経緯、そこで賭けられている主体的選択の「自由」「権利」がアメリカ的文脈の中で理解すべき理由は、伝わってきたと思う。そこには、アメリカが主張する主体性をめぐる危うさへの違和感が、私にはあるけれど…。贅沢をいえば、もう少し倫理にかかわる歴史的経緯、あるいは倫理問題にまで踏み込んだ議論が欲しかったところ。

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著者プロフィール

1945年、中国・青島生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。専攻は女性史、ジェンダー論。著書に『生殖の政治学』(山川出版社)、『中絶論争とアメリカ社会』『「家族計画」への道』(ともに岩波書店)、『ジェンダー化される身体』(勁草書房)など。

「2009年 『〈性〉の分割線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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