超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポート

制作 : Frederic Martel  根本 長兵衛  林 はる芽 
  • 岩波書店 (2009年1月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000238533

作品紹介

アメリカの文化は、単純で低俗、商業主義的で、世界をアメリカ化しようとしているとして、世界中から非難されている。それは本当なのだろうか。本当ならどうやって世界を支配できたのだろうか。著者はアメリカ三五州で七〇〇回に及ぶインタヴューと調査を敢行し、ケネディからブッシュにいたるアメリカ政府の「文化政策」と、フィランソロピー、財団、企業メセナ、大学、コミュニティといった、文化にかかわる組織の機能の解読を試みた。その結果姿を現したのが、大がかりで複雑なアメリカの文化システムである。このシステムは、市場に左右されずに効率的に巨額の資金を集め、マイノリティに配慮した多様な文化を振興している。その理念と巧妙な仕組みは驚くべきものだ。表向きのアメリカ文化の顔とは異なる、これまで知られていなかったその実態を、はじめて実証的に明らかにした意欲作。

超大国アメリカの文化力―仏文化外交官による全米踏査レポートの感想・レビュー・書評

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  • アメリカ国内において、社会がいかに文化を支えているかを制度と歴史を基に詳述。ヨーロッパ、殊にフランスとの対比という視点があるが、無理なく読みこなせる。

    殊更否定するでも肯定するでもなく、淡々と事実をまとめたレポート。アメリカ文化を支える大学と寄付とボランティアについてと、世界に打って出るその強さの源泉を、国内におけるマイノリティの多様性、包容力、緊張関係におくのは、なるほど…。アメリカを肯定するにも否定するにもアメリカを参照しているってのは爆笑。

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