地霊の復権――自然と結ぶ民俗をさぐる

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000238663

作品紹介・あらすじ

地霊は開発による痛みに耐え、過疎地では忘れ去られて孤絶感を深める。そして都市部の地霊は表層をコンクリートで固められて窒息状態にある。岐阜県高山市上宝町田頃家では家を建て替える時、屋敷地を一旦自然にもどした。「菜蕎麦三日」と称して蕪や蕎麦は三日で芽生える。芽が出れば屋敷地は自然にもどったことになる。ここには地霊に対する人の思いと礼がある。地霊や小さな民俗神を見つめ直すことは環境論の原点でもあり、現代人を蘇生させる道にもつながる。

感想・レビュー・書評

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  • 読みたい本。

    さまざまなさりげない「地霊」。
    石や樹などなど。
    失われかけているそれら「地霊」を民俗学者が記録。

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著者プロフィール

【野本寛一・編】  1937年静岡県生まれ。近畿大学名誉教授。著書に『焼畑民俗文化論』(雄山閣)、『生態民俗学序説』(白水社)、『熊野山海民俗考』(人文書院)、『山地母源論1 日向山峡のムラから』(岩田書院)、『生態と民俗』『神と自然の景観論』(講談社学術文庫)、『栃と餅』(岩波書店)、『自然災害と民俗』(森話社)、『食の民俗事典』(編著、柊風舎)ほか。

「2013年 『日本の心を伝える 年中行事事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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