同時代を生きて

  • 岩波書店 (2004年2月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000241267

作品紹介

老いてなお活躍し大きな影響を及ぼし続ける三人の知識人は、歩んできた道はまったく異なりながらも、生まれ時期を同じくし多くの問題関心を共有してきた。しかし一堂に会するのは今回が初めて。お互いが生きてきた二十世紀を振り返り、共通の知人・友人を媒介にしつつ、生き方や老い、戦争、政治、伝統と文化、宗教、教育、自然観、文学の可能性等について語り合う。

同時代を生きての感想・レビュー・書評

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  • 寂聴さん、キーンさん、鶴見俊輔さんは皆、大正11年生まれ。三人の博学さ、深さ、語りはもう止まらないと、言う感じでどんどん進み楽しかった。永井道雄さん、嶋中鵬二さんは鶴見さんの、小学校の同級生で、キーンさんとは50年来の、友人という。他多くの登場人物、本など出てくる出てくる。まだまだ読みたい思う本が沢山。三島由紀夫とのそれぞれの回想が興味深かった。

  • 瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、鶴見俊輔のお三方は、大正11年生まれ。
    同じ年生まれの三人なので家庭環境や国を越えて、戦前、戦中、戦後に、説明要らずの共通体験や理解があり、その上でそれぞれの立場で経験したこと、学んできたこと、考えたことを、日本語で語り合う。ここで語られる三人三様の記憶、エピソードがどれも、興味深いことばかり。なるほど!と時系列が実感できたところもあれば、もっともっと深く知りたくなる事柄もあり‥
    話題は共通の友人、知人のことや、政治、宗教、死生観、文学や歴史などなど多岐にわたる。
    個々には付き合いも合った三人が揃ったのは本書のためだそう。よくぞ、企画してくださった!と岩波書店に感謝する。鶴見さん亡き今こそ読まれるべきなのではと思う。

  • 1922年生まれの3名が共通するのは、永井道雄、三島由紀夫、嶋中鵬二(中央公論社長)らとの交流。そして司馬遼太郎への尊敬の眼差し。3人とも日本文学への造詣が深く、楽しい語らいをこちらも楽しく読むことが出来ます。鶴見がいかに悪だったかが強調されており、この人についてはべ平連しか知らなかっただけに親しみを感じました。しかし、鶴見によれば、悪ガキが反省して平和を語るようになったのではなく、戦争が嫌いだった幼い頃からの悪ガキの延長線上としての平和主義者だとのこと。中々の説得力があり、なるほどと思います。

  • まさに大御所の3人の鼎談。自分の知らない昭和時代の色々なエピソードがとても興味深い。
    それにしてもこれまで鶴見俊輔の著作はほとんど読んだことがないが、よくしゃべりそうな人だ。。。

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