都市のイメージ 新装版

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制作 : Kevin Lynch  丹下 健三  富田 玲子 
  • 岩波書店 (2007年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000241380

都市のイメージ 新装版の感想・レビュー・書評

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  • ケヴィン・リンチの本はわかりやすい。

    5つのエレメントによる解説も良いのだが、
    付録A オリエンテーションに関して
    の、各民族によるオリエンテーションの捉え方の違いが面白い。

    例として、ティコピア島では、「山側」「海側」という表現を使う。
    「お前の海側のほっぺたに泥がついてるよ」なんて、
    なんとも、自分とは遠い世界があるのだなぁと思い知らされる。

  • もっと早くに読むべきだったと反省している。都市計画を学ぶ上での王道の著書。アメリカのボストンやマンハッタン等々の都市計画についての特徴が書かれている。また、都市計画において必要な5つの要素や10の事項が書かれている。ボストン(多分)はとても栄えている街なのであるが、これといって訪れる人に薦められるところが無い、と記述されていた説は印象に残っている。東京でも同じことが言えるからである。そういった具合なのだろうと推測する。20代の内にアメリカに行ってみたい、と刺激を受ける。


  • 改めて新装版で復習

    都市の姿を、あるがままの形態とその背後にある固有のイメージだけをたよりに、そこに住む人々によって感じられるものとして捉える。

    都市は変化が絶え間なく、部分の積み重ねの上に全体を構築しようとしている。

    イメージアビリティ
    パス、エッジ、ディストリクト、ノード、ランドマーク

    パタンランゲージは誰もが心地よく感じる空間の質という価値判断を基本とするもので、目に見えるものを中心に据えた都市のイメージとは考えが異なる

    都市の見える化に向かう実際的な技術は、4章に軽くふれ、a theory of good city form でさらに考察。

  • 「都市のイメージ」が建築計画に与える意義について、建築計画を行う人間の立場の変化という点から論じる。
     本書は、都市の視覚的要素のうちとくに外見の明瞭さ・都市居住者にとってのわかりやすさに焦点を絞り、それをイメージアビリティという独立変数として定義し、外的操作による発展させることのできる可能性について探っている。これは、かつて大きな問題とされた都市の無性格なスプロールによるスラム的拡大の中では、都市の美しさ・プロポーションの良さより、わかりやすさ・印象の強さが人々にとって重要になってくるという思想に基づいていると考えられる。
     注目すべきは、都市の捉え方がかつての計画者や為政者が考えたような建物と街路の意図的な配置の問題から、あるがままの形態とその背後にある固有のイメージだけをたよりに、そこに住む人々によって感じられるものとなっている点である。これはそれ自体興味深い分析結果を生むものであると同時に、以後の計画者のあり方を都市の判断基準を個人の主観として都市を分析し計画する立場から、基準を都市居住者のイメージに据えそれを分析しまとめあげる立場へと変えることを要請するものである。
     また、Ⅳ章後半においては都市を分析した結果得られた5つの要素(パス・ランドマーク・エッジ・ノード・ディストリクト)において共通して現れてくる10の操作可能な特質、およびそれらを統合した「全体としての感じ」の重要性について記述されている。これは今後本書における研究をベースにして都市デザインを行っていく際の展望を示すものとなっており、前述のようにイメージをまとめあげた上でデザインをする事が可能であったことを示している。
     サンプル数の少なさや地域の偏り、また研究目的をスプロールによる不明瞭な都市の発生を受けてのイメージアビリティの向上のみに絞っていることから、この研究から得られた結果を現代において直接適用することは必ずしもよいとは限らないが、都市や建築をはじめとした構造を計画するにあたって重要となる立場を示したという点で本書は計画学上意義深いものであるだろう。


    …という批評もできるし、都市の要素の切り出し方や研究手法、またそれぞれの要素について考えるべきことが記述されているので単純にそれを参考にするだけでも非常にためになります。内容は平易。
    付録が未読なのでまた読みたい。

  • 【配置場所】工大一般図書【請求記号】518.8||L【資料ID】10702179

  • 斬新、というのが一番の感想になる。というのも筆者の造語やその後の論理・調査展開が適応されている事例をほとんど見たことがないからだ。
    それでいてここでいうイメージアビリティやイメージマップ、5つのエレメント(パス、ノード、エッヂ、ディストリクト、ランドマーク)はどんな都市を読み解くにも使えそうに思える。何よりも都市の「分かりやすさ」に焦点を当てた本だけあって非常に分かりやすい。

  • 仏訳版で読みました。
    http://amzn.to/epkijA

  • 「都市とはイメージされるものである」。配置を云々する計画者や為政者の都市論を、住民がもつ印象の巧みな分析でひっくり返した名著。景観論の出発点。読みやすく50年を経てなお色褪せない。付録・解説がまたいい。

  • 18ページまで

  • コレははずせないでしょ。

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