- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000241533
感想・レビュー・書評
-
二〇〇〇年の大統領選の前から、「ブッシュが勝利したらえらいことになる!」と警告を発し続けてきた著者の予言はことごとく的中、今やアメリカは国内外で「なんもかもわや」に。でも、草の根庶民はただ嘆き悲しんでいるだけではない。かくてロスアンジェルス郊外の小さな町で、推定平均年齢八十歳の反戦反核運動グループが活動を開始する!そのエネルギッシュで、でもどこかユーモラスな活動の軌跡は、民主主義アメリカの原点かもしれない。まっとうなことをまっとうに言い続ける著者による最新エッセイ集。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めのうちは、エンロンの騒動や、スーパーマケットのストなど、主婦の目線で見たアメリカ社会の問題を興味深く読んでいました。
しかし、項が進むにつれて、やたらとブッシュ批判ばかりとなり、斜め読みするようになりました。
中産階級以下の国民から税金を巻き上げ、それを軍事につぎこんでいるブッシュがよほど嫌いらしく、ちょっと、本としては、ヒステリックにすぎるような気がします。
私の好みとしては、ここにこういう良い面もあり、悪い面もある、ということを、できるだけ冷静に分析したものが読みたいのですが。
もうちょっと冷静に書いてほしい、というのが感想です。 -
アメリカ在住の日本人老女性小説家のエッセイ集。ブッシュvsゴア、エンロン事件、カリフォルニア州知事選、貿易センターテロと炭疽菌テロ、イラク戦争、原発・原爆、ネオコン、原理主義者、ブッシュ政権によるアメリカの腐敗とその忠犬日本政府のアホさ・・・。世を嘆きつつ、草の根的な活動を続ける様子が語られている。ほんとに暗くなるようなニュースばかりだが、世の中には必ず心ある人がいるんだ、と勇気づけれられる。ここ数年で世の中がだいぶ暗くなってきてることに気づいてない人にオススメ。