ナミイ!: 八重山のおばあの歌物語

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000241557

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  • この物語の主人公である「ナミイ」こと新城波さんは、戦前・戦後の沖縄で暮らしてきました。つらい事も沢山あったけれど、生活の中は常に歌で溢れています。そんなおばあの目標は120歳まで生きること。歌うことで人を喜ばせ続けるおばあの姿に、人々は惹きつけられていきます。

  • 東中野にあるマイナーな映画館で見て、さっそく原作に手をのばした。九歳で芸子に出され仕込まれた歌三線で昭和・平成を生き抜いたオバアの三線人生。痛快、悲しい、でも明るい。テーマソングは「五十、六十が蕾なら七十、八十は花盛り。(中略)心に光があるならば日々が楽しく人生を、九十、百歳楽々と花に輝く人生さ」

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著者プロフィール

【翻訳】姜 信子(きょう・のぶこ)
1961年、横浜生まれ。『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『現代説経集』(ぷねうま舎)、『はじまれ、ふたたび』(新泉社)、『語りと祈り』(みすず書房)など著書多数。共著に『忘却の野に春を想う』(白水社)など。編著に『谺雄二詩文集 死ぬふりだけでやめとけや』(みすず書房)、『金石範 評論集Ⅰ・Ⅱ』(明石書店)、『被災物 モノ語りは増殖する』(かたばみ書房)など。訳書に『あなたたちの天国』(李清俊 みすず書房)、『モンスーン』(ピョン・ヘヨン 白水社)、詩集『数学者の朝』(キム・ソヨン CUON)、監訳に『奥歯を噛みしめる』(キム・ソヨン かたばみ書房)などがある。

「2024年 『父のところに行ってきた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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