西田税と日本ファシズム運動

  • 岩波書店 (2007年8月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (780ページ) / ISBN・EAN: 9784000242516

作品紹介・あらすじ

軍人としての出自を持ち、北一輝の思想を国家改造の主軸とし、青年将校を組織して2・26事件を起し、事件の「首魁」として北と共に銃殺された西田税(1901-37)。ファシズム的空気を検証すべく、その思想と行動を膨大な一次資料と関係者への聞き取りから明らかにした。初の本格的評伝にして日本ファシズム通史。

感想・レビュー・書評

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  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1385709

  • この本は西田税という陸軍出の革新運動家を中心に戦前のファシズム運動の分類と変遷を辿っていく内容であるので所謂二・二六事件の評論・解説書ではありません。ですが「西田税ノ如キハ全ク成功ノ暁ニハキラネハナラヌモノト決心シテ居リ・・・」という安田優少尉の供述と「私にも経験があるが、取り調べを受ける場合、周囲の諸状況を考えながら嘘をいったり、ぼかしたりすることが多い・・・・」という大蔵栄一元大尉の著述を重ね、「尋問された将校たちは北・西田を庇うべく嘘をついている」というごく素直な推論に至っているのは私の知る限り本書が初めてです。
    引用された参考書籍文献もとても興味深いものばかりで「元ネタのこの本読んでみたい!」とさらに探し出して購入してしまったり・・・近現代史を読み解くのに実に有益な本だと思います。

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著者プロフィール

1946年生まれ。早稲田大学政治経済学術院・同大学院政治学研究科教授(日本政治史担当)を経て、早稲田大学名誉教授。ケンブリッジ大学客員教授やオックスフォード大学交換研究員などを歴任。主要著作に『西田税と日本ファシズム運動』(2007年、岩波書店)『大山郁夫と日本デモクラシーの系譜――国家学から社会の政治学へ』(2011年、岩波書店)『原典でよむ日本デモクラシー論集』(2013年、岩波書店)『近代日本の国家政治』(2015年、早稲田大学出版部)『二・二六事件を読み直す』(2021年、みすず書房)ほか。訳書にハロルド・J・ラスキ『ファシズムを超えて――一政治学者の戦い[新版]』(2009年、早稲田大学出版部)。

「2021年 『二・二六事件を読み直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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