日本映画と戦後の神話

  • 岩波書店 (2007年12月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784000242547

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  • 力道山、ゴジラ、山口百恵、錦ちゃん(萬屋錦之助)、寅さん、(高倉)健さんそしてヨン様がなぜ日本でヒーローとして一時代を画することになったのか。その背景を分析し、説得力ある説明で、映画評論史が立派な学問であることを改めて痛感します。寅さんが日本の故郷喪失に対するノスタルジー的な意味合いがあり、日本共産党には模範的な映画とされたというのは驚きでした。「冬のソナタ」がコスモポリタン的でしかも時代背景を全く捨象したどの時代にしても通用する物語にされているからこそ、日本の小母様方が何度も繰り返しビデオで見ても新鮮!というのは全く気がつきませんでした。その意味で韓国特有の「ハン」(恨)という感情とは無関係で、なおかつ、「冬」が韓国にとって、失った北を思い出させる独特の意味があるとも気がつきませんでした。8月15日の終戦記念日が日本にとって特別な意味を持ち始めたのは何時からか?という説明も驚きです。偶々お盆と重なったのではなく、お盆だったからこそ、「この日だけ」が残った!というのが真実に近いのでしょうね。「ゴジラ」の意味するものにしても、戦争が大きな影響を与えていたんですね。ここに紹介されている映画はぜひ見てみたいものばかりです。「日本以外全部沈没」も単なるパロディではなく、日本人の差別意識を掘り下げている深い内容なんですね。

  • 2012/12/18購入

  • 村上春樹と映画について、おもしろい。1968年についても若干。

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著者プロフィール

四方田 犬彦(ヨモタ イヌヒコ)
1953年生まれ。詩人。映画・比較文学研究家。エッセイスト。近著に『漫画原論』、『映画誌への招待』、『パゾリーニ』、『零落の賦』、『三島由紀夫を見つめて』。翻訳にダルウィーシュ『パレスチナ詩集』。

「2026年 『ながい窖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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