日本型ワーキングプアの本質――多様性を包み込み活かす社会へ

著者 : 大沢真知子
  • 岩波書店 (2010年5月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000242714

作品紹介

「年越し派遣村」は非正規労働とワーキングプアとが背中合わせにあることを明らかにした。同じ深刻な「貧困問題」を抱える韓国などとの比較を通じて、多様な労働者を包み込む社会制度の確立のための道を、豊富なデータと取材から探究する。

日本型ワーキングプアの本質――多様性を包み込み活かす社会への感想・レビュー・書評

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  • <内容>
    日本型ワーキングプアーの本質は以下の二点に集約される。
    1)男女差別型賃金(bread winner model)による、デュアリズム。これにともなう正社員・非正規の区分とそれに基づく労働市場の完成
    2)労働需要側の変化→マクロ経済構造の変化(グローバル化など)

    筆者は計量分析に基づき、労働市場の変化を主張した上で、非正規社員の待遇改善と、「正社員」という日本特有の雇用のあり方を抜本的に改善、セーフティネットの拡充などが無い限り根本的な解決はあり得ないとする。
    私も同感

  • p67まで読んだ。

  • ワーキングプアの核心

  • データ、特に国際比較を用い、日本の今の貧困問題を論じている。今の貧困や格差の問題は女性と労働とに大別されると思うが、大沢さんの主張は、日本の非正規労働のありかたは実は女性の問題を放置していたことによるのだ、というジェンダー起因論だ。こういう議論は概説的に、あるいはいろいろな現場のミクロの観察からの大局的見解、みたいには言われてきたけれども、異なる制度をもつ海外との緻密な比較検討によって、そういう見方を実証していくtころがおおいに読みがいがある。ただ、ここで見えてくる日本の現状は悪い方へかなり進んでしまっているので、解決は大変だよなぁとしみじみ思う。

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