本書は、将軍と大名、幕府と藩という両者の関係を主軸として、幕藩領主の権力構造を分析しその特質を論じたものである。
京都大学名誉教授。 一九四七年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。 著書『徳川将軍家領知宛行制の研究』(思文閣出版、二〇〇八)、『戦国乱世から太平の世へ〈シリーズ 日本近世史 1〉 』(岩波新書、二〇一五) ほか。 「2016年 『近衞家名宝からたどる宮廷文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」