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- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000244466
作品紹介・あらすじ
「膨張」と「破裂」を繰り返しながら世界をめぐってきたバブルがついに爆発-現代経済の大転換、そしてアメリカ一極支配構造の変容を解明する。
感想・レビュー・書評
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ゼミでお世話になりました。
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世界資金循環の中で生み出された過剰ドルがバブルを次々と引き起こしている。
そして、この過剰ドルはアメリカの国際通貨国特権を利用した巨額の対外赤字によって形成されている。
このことはまさに国際資金循環の流れを正確に捉えていると思う。
そして、今回の金融危機を経て、国際過剰資本が減少し、アメリカ型資本主義の終焉が訪れようとしている現実を認識するためには役立つ良書である。
しかし、これを考えると今まで世界中で、バブルが起こっていたことは果たして悪いことであったのか?という疑問がわく。確かに、バブルは経済・金融を一時的にパニックに陥らせる。しかしながら、今までののように国際過剰資本が全世界に投資を行っていたからこそ、今までの高い経済成長率を世界経済が達成できたのも事実ではないだろうか? -
渡辺広明先生推薦
20世紀末から今日までの世界において繰り返されるバブルの発生・展開(バブル・リレー)とその崩壊と言う視点で、世界経済の現況を分析している。
特にリーマンショック以降の不況過程を、「21世紀型世界恐慌」と位置付け、論及し、「今」を正しく認識する事を説いている。
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