バーリンの政治哲学入門

  • 岩波書店 (2009年3月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000244480

みんなの感想まとめ

多様な価値観や幸福のあり方について深く考察する哲学者の思想を紹介する入門書は、理解を深めるための挑戦でもあります。著者のバーリンは、個々の幸福が文化や生活様式に依存しており、共通の価値観を持つことが必...

感想・レビュー・書評

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  • 哲学者アイザイア・バーリンの思想の入門書の翻訳です。以前に読んだ、『リベラルなナショナリズムとは』の著者の師が、バーリンさんということで、気になって読んでみました。

    入門書とはいえども、ある程度本格的な哲学・思想の本を読むのは久しぶりだったので、なかなか理解に時間がかかり、読みごたえがありました。

    拙い理解ですが、バーリンの思想で肝心な点は、このあたりなのかなと個人的には思いました。

    ・目指すべき最善の生活や価値観は、人類共通ではない。そしてそれぞれの幸福は、文化・生活様式に大きく依拠している。

    ・多くの善(それぞれの人が良いことと判断するもの・考え)は、同じものさしで優劣をつけることができないのが大半。自らの思う善をいつも押し通そうとするのではなく、抑制・妥協することが必要。←「消極的自由」(他人の自由を侵害しない限りにおいて、自由である)の考え方を自由以外にも広げたもの?



    無理に自分の価値観を相手に押し付けない、お互いにお互いの考え方や生活様式を尊重し合う、そういった必要性を深く認識させる点で、多くの人に読んでほしいなと思うバーリンさんの思想でした。

  • memo
    価値多元論
    価値の比較不可能性=文化的多元論、道徳相対主義ではない。
    Joseph Raz
    完全性という観念の不完全性、論理的、観念的非一貫性
    真実でも虚偽でもない、半開集合状態

    共生のかたち/不安定な均衡の維持

    比較的読みやすかった。バーリンはマッキャベリの中に多元論の原始的な姿を発見し、批判的に発展させたようだ。

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