橋本龍太郎外交回顧録

制作 : 五百旗頭 真  宮城 大蔵 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000244718

作品紹介・あらすじ

大臣として、首相として、湾岸戦争や対米貿易摩擦、日米安保再定義と普天間基地返還問題、台湾海峡危機、ペルー大使館人質事件など、冷戦後の外交・安全保障における新たな地平を模索した政治家・橋本龍太郎。二〇〇一年から〇二年に三回にわたって行われたインタビューを収録する本書は、彼の唯一の本格的な回顧録であり、日本外交への示唆に富むものである。

感想・レビュー・書評

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  • 特にいい印象を持てなかった政治家だったが、この回顧録では自分の失敗について率直に語り、わからないことはわからないと言い、よく知っているであろう人を紹介したりする姿を知ってかなり印象は好転した。最低限のことではあるのだけれど、その最低限のことをしようともしない政治家があまりにも跋扈しているから。

  • [新たな地平を求めて]沖縄、通貨・日米貿易摩擦、対ロシアといった様々な外交課題に向き合った橋本龍太郎のインタビューを収めた一冊。通産相、蔵相、そして首相としていかに日本の対外関係を仕切っていったかを、自身の言葉でつぶさに明らかにしています。編者は、防衛大学校長などを歴任された五百旗頭真と日本とアジアの外交関係に詳しい宮城大蔵。


    冷戦後の世界地図に直面しながら、「漂流」しかかる日本の外交政策を改めて位置付けるという課題に向き合わざるを得なかった政治家の一人、という側面が色濃く垣間見えたインタビューでした。時のトップのみが知っているであろう話も多数盛り込まれていますので、冷戦後の日本外交を考える上で極めて有益な一冊だと思います。なお、橋本外交を概観する解説がしっかりと載せられているのですが、これがすっきりとまとめており、インタビュー内容を咀嚼し、理解する上で大変役に立ちました。

    〜私は「俺はロシアが「戦略的パートナー」としてアジアで欲しいんだ。ロシアだって日本と組んで損はないはずだ。だとすれば、この問題は平和条約なしでできないし、国境線の確定しない平和条約なんてないだろう」という議論をしました。〜

    私的なエピソードも考えさせるところがありました☆5つ

  • クリントンは勘が良かった。知的好奇心旺盛で少女暴行事件のときも感度良好に対応された。
    橋本さんはスハルトとも本音で付き合えた。
    橋本は外交にうってつけだった。永田町で群れることが嫌いな橋本は国内政治の利害調整などは好きでなかった、戦略をいろいろと考えるのが好きで外交が向いていた。危機管理も強いこだわりを持っていた。

    冷戦後に揺らいだ外交基軸としての日米同盟を固め直志、その一方で冷戦後の世界における日本の外交的地平の拡大に果敢に挑んだのが橋本外交だった。

  • 地元の図書館で読む。

  • ・イラン・イラク戦争時、海自から内緒でいろいろな装備を保安庁が借りた。
    ・河川をコンクリートで護岸して、寄生虫を退治したが、その後コンクリートをはがすべきだった。

  • 現在の総理の訪露で日露関係の再スタートというタイミングで、16年前の大きな契機について振り返ることができた。

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