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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000244725
作品紹介・あらすじ
水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙し、二〇一二年六月に亡くなった原田正純氏。「被害の記憶や教訓、戦後の日本が抱えた問題を後世に伝えたい」との強い思いから、死の直前まで半年間、患者やその家族ら一五人と対話を重ねた。朝日新聞西部本社版に連載された貴重な肉声の記録を一冊にまとめる。
感想・レビュー・書評
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水俣病を研究し、胎児性水俣病をみいだした医師、原田正純。
原田さんの振る舞いは、「医者」という枠をはるかにこえて、「人として生きるとはどういうことか?」を考えさせられます。
社会(人)が引き起こす負の遺産。負ではあっても「世界遺産」なのですね。
この本では、原田さんが「負の世界遺産」のただ中にあった人たちと対談したものが集められています。
この一冊にたくさんのことが詰まっています。
学校教育では、公民、歴史、化学、倫理、、、科目が細分化されていて、いつの間にか覚える作業だけになって、本当に知るべきことに触れず、また、共に考えるべき時間がなくなっているような気がします。
教科書やめて、こういう本を読んだら良いと思います。
子どもたちに読んでほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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