- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000245227
作品紹介・あらすじ
「論壇」「文壇」とはなにか-。「批評」はいかにして可能か-。本書は日本の言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程に立ちかえる試みである。論壇時評、文芸時評、座談会、人物批評、匿名批評など各種フォーマットの来歴の精緻な総括に批評再生のヒントを探る。膨大な資料群の博捜渉猟に裏づけられた圧倒的な文体が知の基本構造をえぐり出していく。論理と実証の融合による新しい思想のデザインへ。
批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇の感想・レビュー・書評
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「批評」という言葉が、ニッポンにおいていかに特権的に取り扱われてきたか、戦後論壇文壇を知る人はよく御存知だと思います。膨大な資料の深海へ潜行しながら、戦前期における「批評」生成現場を、所謂「大物」だけではなく「小物群像」までも、丹念に読み解いて当時のアリーナを再現させる手続きは誠に刺激的です。
著者の「批評」を「再起動」させたい欲望は、かえってその意図を裏切って、その「カッコつき『批評』」という煩悩を成仏させるための念仏集にも読めます。
またこちらは「批評」視点ではなく、「メディア論」ならびに「コンテンツ論」として、Web業界ならびにコンテンツビジネス方面の方々にも是非読んでいただきたいものです。裸のコンテンツに対して「権威」を発動させてきた戦前期論壇モデルは、今へのヒントが詰まっています。おススメです。 -
現在の批評がどのような歴史的変遷をたどってきたのかということが理解できるとともに、遠い昔の話のようだけども、ネット社会の到来によって批評のあり方が変化していった様子にも十分応用できるというか、むしろ同じ道をたどっているかのような印象をもった。
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ミッシェル・フーコーと柄谷行人とピケティを思い浮かべました。楽しみましたよ。
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