批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000245227

作品紹介・あらすじ

「論壇」「文壇」とはなにか-。「批評」はいかにして可能か-。本書は日本の言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程に立ちかえる試みである。論壇時評、文芸時評、座談会、人物批評、匿名批評など各種フォーマットの来歴の精緻な総括に批評再生のヒントを探る。膨大な資料群の博捜渉猟に裏づけられた圧倒的な文体が知の基本構造をえぐり出していく。論理と実証の融合による新しい思想のデザインへ。

感想・レビュー・書評

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  • 現在の批評がどのような歴史的変遷をたどってきたのかということが理解できるとともに、遠い昔の話のようだけども、ネット社会の到来によって批評のあり方が変化していった様子にも十分応用できるというか、むしろ同じ道をたどっているかのような印象をもった。

  • ミッシェル・フーコーと柄谷行人とピケティを思い浮かべました。楽しみましたよ。

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著者プロフィール

1978年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部准教授。専門はメディア論/思想史。博士(学術)。著書に『批評メディア論』、編著に『三木清教養論集』『三木清大学論集』『三木清文芸批評集』の三部作などがある。

「2017年 『1990年代論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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