人びとの戦後経済秘史

制作 : 東京新聞・中日新聞経済部 
  • 岩波書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000245272

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/688443

  • 新聞の連載をまとめているので 1項目が比較的短くて読みやすい。知らなかったこともある。

  • “日本経済の「記憶遺産」の記録 激動の時代に、人びとは、何を感じ、どう生きたのか 歴史に埋もれた 知られざる ドラマが甦る”とは本書の帯の惹句。叙述は戦時統制の時期から現代までの4章+おわりにの構成。

    普段、戦後経済史を教えていて思うのは、やはりデータで見る戦後史だと今の学生さん達にはなかなか実感しづらいということ。本書のように当時を生きた人びとの「実感」で補完する必要がどうしてもある。そうした意味で本書は非常に優れた副読本の地位を占めてくれるだろう。

    個人的には安藤百福が発明したと思っていたインスタントラーメンも、先行者(台湾の実業家)がいて安藤はその特許を高額で買い取っていたエピソードが非常に興味深かった。60年代まで山のようにあった新発明・新製品がウォークマン以降、どんどん減っていったという「おわりに」の言葉は重い。

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