ルポ 人が減る社会で起こること 秋田「少子高齢課題県」はいま

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  • 岩波書店 (2025年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (198ページ) / ISBN・EAN: 9784000245586

作品紹介・あらすじ

秋田は日本の未来だ――。世界最速ペースで進む日本の少子高齢化。中でも最も進行が早い世界最先端の高齢化地域・秋田でいま何が起きているのか?人が減ったエリアで増加するクマなどの獣害、警察官、公共交通や農業の担い手不足、活かせない観光資源など、首都圏を除くあらゆる地方が直面する課題を現地から報告する。

みんなの感想まとめ

人口減少というテーマを中心に、秋田県の現状を深く掘り下げたルポルタージュ。著者は、急速な高齢化が進む地域での具体的な課題を報告し、長寿祝い金の廃止や地場産業の衰退、アーバンベア問題など、現実に直面する...

感想・レビュー・書評

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  •  人口減少社会について論じているのであるが、正直言って、新鮮味がなかった。秋田に実際住んでいた経験から著述しているルポなのであるが、結局は一般論で終始している気がした。

  • もっと人口減少にフォーカスした内容で、何らかの提言がされているのかと思ったんだけど、県外の方から見た秋田県、という感じの内容であった。

  • 人口減少が世界でも有数のスピードで進む秋田県を追ったルポ。高齢化率の高さゆえに、長寿祝い金の廃止が論争になったり、地場産業が衰退の危機にあったり、人が居住する地域が縮小したことでアーバンベア問題が深刻化したりと、「人が減る社会」で実際に何が起きるのかが具体的に見えてくる。

    秋田県出身ではない著者が、現地での取材をとおして秋田や東北に抱いた違和感や発見を率直に綴っているのも面白い。料理の味が濃く「減塩運動」が進められていることなど、細かな描写も含めて地域を外側から見る視点が効いている。

    ただ、タイトルから期待した内容に照らすと、後半はややトピックが拡散している印象もあり、もう少し「人が減る社会」に引きつけた内容を読みたかった気もした。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/587748

  • サブタイトルは「秋田・少子高齢課題県はいま」。秋田固有問題もあろうが、日本全体の問題として考えることが多かった。
    地方は不便を超えて、若い人々、特に女性たちにとって生きづらいという。役割が限定されて活躍の場がない。だから出て行くでは無限ループのようになってしまう。
    簡単な事ではないだろうが、変らないといけないな。地方の良さ魅力もたくさんあるはず。

  • 中国・上海での駐在生活から一転、人口減少問題を抱えている秋田市での生活をはじめた著者の視点から見える「人が減る社会で起こること」が生々しくまとめられていた。

    正直なところ、関東生まれの私には青森も秋田も岩手も「東北の本当に寒いところ」くらいの解像度しかなかったが、隣県と秋田ではいろいろと事情が異なることを知った。

    人口減少が引き起こすバタフライエフェクト、より身近な存在になってしまったクマ、歴史的背景から続く塩辛い食生活、それによりハードルの上がる外部からの人口流入。そんな暗い話題もあるが、秋田には他県にはない魅力もたくさんあると言う。

    個人的には、北前船の寄港地として栄えた過去とそれによる現代への影響についてが一番興味深かった。

  • 少子高齢課題県の秋田県の現状リポート。
    少子化、若年層の流出によりシルバー民主主義に拍車がかかり、ますます少子化が強化されている悪循環。その結果、公共インフラ存続の危機に向かっている。

  • ▼秋田県立大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://libwww.akita-pu.ac.jp/opac/volume/506853

    【生物資源科学部生物環境科学科 星崎和彦先生のご推薦】
    「課題先進県」 と言われて久しい秋田県。1年に2万人近く、人口が減っているのを知っていますか? 人口減少、少子化、高齢化が社会のどんな場面で影響してくるのかを、毎日新聞記者の工藤氏が秋田県に赴任して以降経験してきたことをまとめた本。お金、医療、クマ、インターネット、食文化、・・・ 新聞記者のフットワークに感心しつつ、こんなところにもと思わされます。もちろん、秋田が発展できる可能性にも触れられていて、ネガティブな面だけでなく少しは? 明るい気分になることも出来ますよ。

  • 物の味が濃いといった気候条件や地理的な条件によるものの話も混ざっているけど、熊の人身被害などタイムリーな話題も多い。

  • メモ:
    - 秋田県は世界で最も人口減少が早い地域。
    - クマの被害が広がっているが、個人的には、香川・愛媛・九州だと現状熊の目撃情報がないので、どうしても実感ができない部分がある。
    - 東北における対外交流の拠点は青森の十三湊のイメージが強かったが、秋田も対外交流の拠点だったことは知らなかった→これが秋田の人のおおらかな性格を形作っている?
    - 江戸時代から白米を食べられるほどの米処 + どうしても主食の米に合うものということで日本でも類を見ないほどのしょっぱい食文化、最近は若者を中心に変わりつつある。
    - 以前著作を読んだニッセイ基礎研究所の天野 馨南子氏の講演の話も記載されていた。東京 + 20歳が秋田の平均年齢ということもあり、まさにシルバー民主主義の代表格となっており、若者の意見が反映されづらい土壌となっている。

  • 良くも悪くも「ルポ」という印象。
    県外出身者から見た秋田県のイメージが書かれている。
    1章: 人口減少の影響
    2章: 熊被害
    3章: 秋田県民の塩分摂りすぎ問題
    4章: 観光や特産品活用
    という構成。
    「人が減る社会で起こること」がイメージ出来ない人が読むための本だという気がした。

  • 先取り県秋田での示唆に富む事例の数々。
    連載ものをまとめた感じ。単行本化の際はそれなりに書き直したほうがいいのではないかなあ。労力かけれるかの問題はあるが。

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01439595

  • 2025年、今年これほどの熊が人里を荒らすことになろうとは思わなかったが、本書においても1章を割いて熊との共存の問題が触れられている。東京からの時間距離が人口減少に直結している状況下で、新たな産業の創出や伝統産業の復活による所得の向上など、このまま衰退させない施策が強く望まれる。

  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/731474

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000075121

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著者プロフィール

工藤 哲:1976年青森県生まれ。埼玉県出身。99年に毎日新聞社入社。盛岡支局、東京社会部、外信部、中国総局記者(北京、2011~16年)、特別報道グループ、上海支局長(18~20年)を経て秋田支局次長。著書に『中国人の本音 日本をこう見ている』(平凡社新書)、『母の家がごみ屋敷 高齢者セルフネグレクト問題』(毎日新聞出版)、共著に『離婚後300日問題 無戸籍児を救え!』(明石書店、07年疋田桂一郎賞)などがある。

「2022年 『上海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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