冬の水練

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246149

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  •  芥川賞の候補に4回、「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞を受賞。タバコをやめたのは42歳の節分の日。常に妻と出かけるのは、愛妻家だからではなく運転免許を持っていないため。南木佳士さん「冬の水練」、2002.7発行、25編のエッセイ集。「トラのいる十二年」で始まり、「水の水練」で終わる。①医療の極意は: 医者が患者を診るたびに、患者の気分がよくなること。②小説家にとって、言葉とはボクサーのパンチのようなもの。

  • 淡々と書かれているが、死生観について考えさせられた。

  • h21.01.23

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著者プロフィール

南木佳士(なぎ けいし)
1951年、群馬県に生まれる。東京都立国立高等学校、秋田大学医学部卒業。佐久総合病院に勤務し、現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞を、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。ほか主な作品に『阿弥陀堂だより』、『医学生』、『山中静夫氏の尊厳死』、『海へ』、『冬物語』、『トラや』などがある。とりわけ『阿弥陀堂だより』は映画化され静かなブームを巻き起こしたが、『山中静夫氏の尊厳死』もまた映画化され、2020年2月より全国の映画館で上映中。

「2020年 『根に帰る落葉は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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