アキレス将軍暗殺事件 (ファンドーリンの捜査ファイル)

制作 : 沼野 恭子  毛利 公美 
  • 岩波書店 (2007年2月27日発売)
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246354

アキレス将軍暗殺事件 (ファンドーリンの捜査ファイル)の感想・レビュー・書評

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  • マサ、なんて頼りがいのある従僕。そしてかわいいな…。
    なんだろう、日本で言うと、京極堂シリーズみたいな位置づけかな、と思いました。いや現代の小説なんてどれも架空の歴史雰囲気ですが、いかにもそれっぽいけど、実際ちょっと違う理想化された感じが、てとこで。

    割とこれまでのシリーズの中で一番面白いかと。文庫になれば買います。他の話も訳されるといいなぁ、日本での話はあるのでしたっけ。
    あれ、一瞬でてくるマザー・ペラゲヤって、別シリーズと関係あるのでしょうか、そんな雰囲気はあまりなかったのですが。

    ただ一つ言いたいことは、こんなおいしい設定なのに、なぜこの一巻だけで…!ということですよ。ほんと何で!

  • 次から次またその次にさらに次と込み入った真相が繰り出される第一部、それを裏から眺める暗殺者視点の第二部と、スパイ小説のような陰謀が繰り広げられる。めまぐるしい展開に引き込まれるが、読んでていて疲れた。

  • 作者の名前(ペンネーム)はアクーニン。
    解説やあとがきを読むと「悪人」を意識しているらしい。
    この本を読めば誰でもそう思うと思うけど、
    日本のことをよく知っている風に書いている。
    つまり「アクーニン」はやっぱり「悪人」ってことだ。
    そしてこの物語はヒールが魅力的だ。

    後半いきなり文体が変わると、
    それまでの調子と変わるせいか読みづらいなぁと思った。
    でも、この後半が読ませる。
    一連の事件を二つの視点から描き、最後の対決シーンでは
    どちらの味方をしたら良いのか分からなくなる。
    そこは読者にゆだねられているだろうと思う。

    個人的にはマサの描き方がステレオタイプを通り越して
    「バカにすんなよ!」と言いたくなる感じだったが、
    彼は彼でまあチャーミングなのでよしとしよう。

    そして最後。
    やっぱりファンドーリンには傷心のまま立ち去ってほしかったな笑。

  • ファンドーリン・シリーズの4作目だそう。
    日本赴任からモスクワへ帰国したばかりの美青年捜査官エラスト・ファンドーリンは、滞在したホテルで英雄視されアキレスと讃えられる将軍の死に遭遇。自然死なのか?
    将軍は財産を整理し、大がかりな陰謀に関わっていたらしいことが解ってきます。
    謎の歌姫も登場、世紀末のモスクワで冒険が始まります。
    天才的な盗賊を追って引退した恩師と共に暗黒街へと乗り込み、白い目をした暗殺者と対決に。
    暗殺者の側の物語も長く、読ませます。

  • 話としては非常に詰めが甘いが、アキマスが登場してから、先が気になって夢中で読んでしまった。

  • 百年ほど前のロシアが舞台。ストーリーがありがちなことは措くとしても、やや異端の日本趣味にすごく違和感を覚える。著者は日本文学者であるし、間違ったことを書いているわけではないのだが。外国人には手裏剣は武器に見えない、というのは目からうろこ。

  • モスクワに戻ったロシアの外交官ファンドーリン。同じホテルに宿泊するソーボレフ将軍の死。自分が宿泊する部屋で発見されたソーボレフ将軍の遺体。他の場所から死体が移されたと考えたファンドーリンの捜査。高級娼婦ワンダに行き着いたファンドーリン。ワンダの部屋で死んだソーボレフ将軍。ワンダにスパイを命じていたドイツ外交官クナーベ。クナーベを追い詰めたファンドーリンだが何者かに殺害されてしまう。ソーボレフ将軍の部屋から消えた100万ルーブルに焦点を当て元警部グルーシンの協力でギャングの元締めミーシャのアジトに潜入したファンドーリン。捕らえられたファンドーリンは脱出をはかりミーシャを捕らえるが、少しの隙で殺害されてしまうミーシャとグルーシン。1度は回収した金を奪われたファンドーリンの捜査。ワンダがカクス人物。アマキスの生涯。

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