負債と報い――豊かさの影

  • 岩波書店
2.87
  • (1)
  • (3)
  • (5)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 109
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246668

作品紹介・あらすじ

世界的金融危機に象徴される現代的事象の奥に潜むものは何か-欲望に満ちた人間社会への警鐘。巨匠アトウッドの卓抜な文明批評。欲望や想像力、復讐心といった人間の存在そのものにかかわる問題から今日の地球環境破壊問題に至るまでを、より広くより根源的に論じる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カナダの国民的作家らしいが名前も知らなかった。アメリカの国民的作家についてもほとんど何も知らない。文学はまだほぼローカルなものだし,今後もそうあるだろう。

  • 欧米のキリストと関連した負債の話である。わかりやすいのはクリスマスキャロルのスクルージについて、おおく説明しているところである。アジアについて、もちろん日本についても全く触れていないので、タイトルとしては、クリスチャンとお金とした方がいいのかもしれない。

  • 「父が娘に語る・・」で最高の本として紹介していたので読んで見る。
    が。。

    うーん、何度読んでもよくわからない。
    そして、それが私の読解力なのか、そもそもこの本の構成なのかすらわからない。
    そもそもジョークかどうかもわからない。
    わからないことだらけだ。

  • ●うーん、難しい内容だった。西洋側の視点から負債という概念を考察した感じか。

  • 貸し借りや負債は、人類が持つ公平・均衡・正義意識から生まれ、契約を守ることは道徳として人間の社会基盤となっている。人類の地球環境に対する大きな負債を意識すべし。

    負債感。言われると確かに、借りだと感じなければ、返すも何もないわけだ。人間性そのものだったとは。

  • あらゆる神話,文学作品,文学作品,民俗文化に形は異なるけど夫妻という概念があるよね.
    みたいなことがつらつらと.

    作品の紹介→解釈の展開の繰り返し.

    うーん...神話や文学作品そのものに興味がない人にとっては厳しいかな...
    途中リタイア

  • 興味深いテーマだしウィットが溢れる語り口なんだけど、何となく途中で興味がなくなってしまった。。

  • 哲学

  • 「本の本」に配架してもいいかも。
    クレジット・カードを使うのを控えようと思いました。
    いや、もっと内容は深いです。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

マーガレット・アトウッド(Margaret Atwood):1939年カナダ生まれ、トロント大学卒業。66年にデビュー作『サークル・ゲーム』(詩集)でカナダ総督文学賞受賞ののち、69年に『食べられる女』(小説)を発表。87年に『侍女の物語』でアーサー・C・クラーク賞及び再度カナダ総督文学賞、96年に『またの名をグレイス』でギラー賞、2000年に『昏き目の暗殺者』でブッカー賞及びハメット賞、19年に『誓願』で再度ブッカー賞を受賞。ほか著作・受賞歴多数。

「2022年 『青ひげの卵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マーガレット・アトウッドの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エリック・ブリニ...
ジャレド・ダイア...
シーナ・アイエン...
ジュリアン・バジ...
J・モーティマー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×