- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000246699
感想・レビュー・書評
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福島原発事故や原子力を含むエネルギー政策に関して、東電などの電力会社や政府の対応に関する本をいくつか読んできて、やはり強力な情報バリアーが何重にも張り巡らされているとの印象を強く持ってきたが、この本は各項目について簡潔に要点を挙げているのと、客観性を重視して書かれた点で抜きん出ている。
時間をおいて事故調査委員会のレポートと比較してみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
説明責任の重要さを感じる。
広報の問題ではなく、説明をちゃんとしないということは、ウラでの対策もちゃんとやらないことを意味している(こともある)ということを、顕著に示した事例だろう。
賠償責任を問われるような言質をなるべくとられないために説明をテキトーにしているだけじゃなくて、その後の対策も、テキトーに済ませたいと思ってるんだろうな、と如実に感じさせる。
といっても1次情報なワケではない。著者側のバイアスによって取捨選択されているのは要注意。ただし、そのへんはわかるように、極力冷静になろうと努めて書かれているのは感じられる。 -
日隅一雄氏の執念の本
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記録としては、貴重かと。
ただし、あと少しで読了というところで、著者の一人がアノ団体に係わっているということがわかり、一気に読む気が失せたが、何とか読了。