フタバから遠く離れて――避難所からみた原発と日本社会

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246750

感想・レビュー・書評

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  • ドキュメンタリー映画『フタバから遠く離れて』の公式パンフレット。双葉町は財政難から原発を誘致、原発マネーは雇用を生み、公共投資で町は豊かになった。原発は打ち出の小槌だった。レベル7の原発事故が起き、町民は着の身着のまま避難。SPDEEIが公開されず、町民は放射能とも移動。悔やんでも悔やみきれない様子が伝わってくる。原発事故による健康問題への不安や、核のゴミの保管など、原発の問題は山積。元に戻るには長い年月がかかる。経済成長に原発は必要という意見もあるが、本書を読めば考えが少しは変わるかもしれない。新潟中越地震で原発の安全性が危惧されたが見直されることはなかった。原発事故を二度と起こさないでほしい。

  • 途中、政治論になってしまい残念。

    今も避難を続けられている方々が居られる事。
    忘れてはいけないと。

    人間の甘さが引き起こした人災として、後世に伝えていかないといけませんね。

  • 教員推薦図書

  • 映画のほうも見たい

  • Twitter発信の映画だったのでどうだろうと距離を置いていたら、ちゃんとドキュメントムービーになっていた。双葉の人達が避難場所で呑んでいる様子などが映った後に、一時帰宅で瓦礫しかない街の跡を見るとかなりショックを受ける。やっと催された合同会議で国のえらい人達が公務だからと挨拶だけして席を外すのは見ているだけでも憤りを感じた。一時帰宅の前は線香あげてこんな事を祈る事ができたらいいと言っていた人がいざ瓦礫を目の前にして、線香なんかどうでもいいと自暴自棄になる姿に胸が締め付けられる。インタビューよりもこういったドキュメントに意味のある映画である気がした。WOWOWよりNHKでやればいいのに。

  • 同名の映画の監督による本。
    福島第一原発の災害を福島にいかず、双葉町の避難市民の視線でみつめるという視座で書かれた本。文章では伝えにくいものを映像ドキュメンタリーとして残す著者にとって、文章で綴る本書は映画を補完する内容となっているのであろう。(多分、映画は未見)なぜあの災害が起こり、それを教訓として日本人はどうすべきかの提言まで短い本の中に内容は盛りだくさんだ。問題を止揚しているところも、また事実として実に印象的なエピソードなども盛りだくさん。読みだしたら止まらなかった。
    座右に置いて繰り返し読みたい。

    双葉前町長の井戸川氏へのインタビューもまた読みごたえがある。

    こういう本はやっぱり岩波書店がだすのか。

  • デジタルWOWOW。
    ドキュメンタリー映画版を鑑賞。

  • あの日からこれまでの双葉町の在り様を知ることは、とてもとても重い。でも目をそらさず心に留めていきたい。この本を読むきっかけだったjam the worldでも取り上げていた、残された動物(家畜)のことが気にかかる。

  • 井戸川町長とは何回かお会いしたことがあるが、
    とても物事を深く考察される方だと思った。
    お体を大事にしてがんばってもらいたい。

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