プーチンの思考――「強いロシア」への選択

著者 : 佐藤親賢
  • 岩波書店 (2012年10月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246767

作品紹介

「冷酷非情な独裁者」、あるいは「現代の皇帝(ツァーリ)」といったイメージが先行するプーチン大統領。一方で強いカリスマ性を持ち、状況に対応する天才という評価も併せ持つ。長期にわたる政権下で豊かになった中間層から、以前には考えられなかった強い逆風が吹く中、なぜプーチンは再び最高権力者となる道を選んだのか。ロシアが「普通の国」に移行しようとする困難なこの時期に、彼が目指しているものは何なのか。間近で取材を続けてきたジャーナリストが、知られざるその「思考」に肉薄する。

プーチンの思考――「強いロシア」への選択の感想・レビュー・書評

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  • 広大な母なる大地、多民族ロシア。こういう強権的なリーダーを待望していた?!
    かつてユーラシア大陸に存在した「悪の帝国」ソ連。その強大な軍事力と謀略により、米ソ二強時代を現出した。近年の国際テロネットワークの跳梁跋扈を思うにつけ、あの頃の方が、善玉、悪玉がはっきりしていて、かつ、ある意味世界秩序が安定してたなぁ、と振り返る。そして、冒頭のように思うのです。

  • 帯文:"冷酷非情な独裁者か状況に対応する天才か" "知られざるその「思考」に肉薄する"

    目次:はじめに、第1章 大統領復帰の誤算―プーチン苦戦の背景、第2章 「WHO IS PUTIN?」再考、第3章 「垂直権力機構」の限界、第4章 タンデムの成果と欠陥、第5章 プーチン復帰後の外交と国防、第6章 「プーチン後」への動き、おわりに―古いロシア,新しいロシア

  • ロシアが「普通の国」に移行しようとする困難なこの時期に、『偶然のエリート』『過渡期のエリート』として最高指導者の地位に上り詰めた彼はどこに行こうとしているのか?プーチン氏の『思考』が見て取れます。

    プーチン大統領が再選されたときに流した涙を思い出しながらこの記事を書いております。本書は強大な『帝国』となったロシアを率いるプーチン氏の思考を長年にわたって間近で取材を重ねてきた筆者がその内面に迫るというもので、ロシアの最高権力者がいったいどういう考えを持って国を動かしているかがよくわかってとても面白く読めました。

    中間層が豊かになったはいいものの、その中間層から思わぬ反発を食らい、インターネットを使った批判活動が取りざたされていたり、彼の生い立ちやKGBでの日々。任務に赴いていた旧東ドイツで目の当たりにした『ソ連の崩壊』。権力の座に駆け上がったときにKGB仕込の危機管理能力でロシア崩壊の危機を救った話も面白かったです。

    メドヴェージェフ氏との『タンデム体制』の中にある『微妙な』関係の変化や、彼の展開しようとする外交への姿勢、特にアジアに対する見方や考え方は、考えさせられるものがございました。そして『プーチン後』のロシアは果たしてどうなっていくのか?そこにまで言及がなされていて、『北の大国』として無視できなくなったロシアという国が今後どのような変遷を遂げていくか?われわれは彼らとどうかかわっていくべきか?そんなことを読み終えた後で考えてしまいました。少し入門としては難しいかと思われますが、現代のロシアに興味をもたれている方はお読みになっても『金返せ!!』と僕に詰め寄られないかとは思っております。

  • 請求記号:312.38/Sat
    資料ID:50070289
    配架場所:図書館1階西 学生選書コーナー

  • 和図書 312.38/Sa85
    資料ID 2012104593

  • フォローを疎かにしていたここ数年の状況を簡潔に把握することができた。

  • 「プーチンの思考の根幹は、欧米の内政干渉からロシアを守る(祖国防衛)というもの」なんだってさ

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