平和研究の未来責任

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000247184

作品紹介・あらすじ

世界秩序の変動に鋭利な分析を加え、権力政治を超える平和構想を提示して戦後日本の国際政治学および論壇を牽引した坂本義和(一九二七‐二〇一四)。遺作となった論文「「いのち」を生かす、たたかいの研究」をはじめ、平和研究の課題や方法をめぐる論考、人物の回想や書評など、『坂本義和集』(全六巻)未収録の文章を収載。非人間的な現実に対して知のたたかいを続けた姿が浮かび上がる。巻末に全著作一覧を付す。

感想・レビュー・書評

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  • グローバルな視座とは、世界全体を1つの社会システムとして捉えること。
    キッシンジャー、シュルツ、ペリー、ケナンなどリアリストが2007年、2008年にアメリカが核軍縮のイニシアティブをとるべきだと主張し、そうしたイニシアティブは「アメリカの道義的威信(moral prestige)」を高めると言って、一見、理想主義的な声明を発したのは、核兵器が自爆を恐れないテロリストの手に渡る危険を防止し、アメリカの安全保障を強化するという現実主義的な必要を訴えるために他ならなかったと指摘している

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著者プロフィール

東京大学名誉教授 国際基督教大学平和研究所顧問

「2013年 『脱原発のための平和学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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