ポピュリズムとは何か

制作 : 板橋 拓己 
  • 岩波書店 (2017年4月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000247962

作品紹介

現代世界を席巻している「ポピュリズム」。だが、そもそもポピュリズムとは何を意味するのか。民主主義とどのように区別できるのか-。気鋭の政治思想史家が、古今の様々なポピュリズム現象やポピュリストの論理を緻密に分析し、「人民を代表するのは自分たちだけだ」という反多元主義的な語りに注目して明確な定義づけを試みる。ポピュリズムへの対処法に関しても示唆に富む一冊。

ポピュリズムとは何かの感想・レビュー・書評

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  • 今年一番興奮した読書かもしれない。久しぶりに本を付箋だらけにしている。ポピュリズムについての理論分析と実態の検証が非常に上手く、バランスよく織り編まれている一冊だと思う。米国の歴史背景だけでなく、取り上げられている地域、人が幅が広く、その様相を見るに世界には今まさに「幽霊が徘徊している。ポピュリズムという幽霊が」という状況であると感じる。そして語られている内容が身近に感じられて怖くもある。著者はポピュリズムを教義というよりロジックとして捉え、その主張・言論と行動を分析した上で対処法を示し、最終的に7つ(原著のドイツ語では10)のテーゼにまとめている。独語原著は独国内政治についてより理論的に分析されているらしい。2017年秋の独総選挙についてのコメントを知りたい。また本書に対する反論を示した山本圭の論考も読まねばと思う。

  • わし「つまりあれかな、ポピュリズム的な物の対極にあるんだよ文学は!」
    恋人「なんで?」
    わし「文学は混沌だからさ!」
    恋人「…なるほどね」

    カウンターカルチャーとしてありたいと願いつつ、ポと対峙し排斥してしまっては結局ポに同意してると同じになってしまう。そうではなく。

  • ポピュリスト=彼の人民の直接意志を実現するという言説を下に、支持を拡大した。
    →ポピュリストも一つの政治勢力である以上、議会というアリーナで議論する必要がある(前書きⅳ)

  •  世界中で席巻するポピュリズムとは何か。

     近年の具体的な例を上げながら、ポピュリズムとは何かを説いていく。文章はやや難解。
     ポピュリズムとは反エスタブリッシュメントなだけでなく、反多元的で私達だけが正しいとするムーブメントらしい。それは右も左も関係ない。
     ポピュリズムと向き合うというだけでなく、自分がポピュリズムに陥らない為にも必読の一冊。

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