マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡

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制作 : 藤川 芳朗 
  • 岩波書店 (2002年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248013

マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡の感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。自分の母子関係と照らし合わせて読むと、マリー・アントワネットが14歳で嫁入りしたことを思うと、なお感慨深い。

  • 波乱に満ちた生涯を送り、断頭台の露と消えた、フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットと、
    その母にして神聖ローマ皇后、オーストリア女大公、ハンガリー女王、ボヘミア女王であった
    女帝マリア・テレジア。
    マリーがフランスにお輿入れしてから、ごく内密に行われた母娘の手紙のやりとりをまとめた本です。

    歴史上の人物の「素」を感じさせるものに途方のないロマンを感じます。
    教科書の数行の存在に肉付けがなされて、奥行きが出てくるような心地になります。
    例えば親しい人に宛てた手紙とか。
    誤字があると微笑ましくてなおいい。親しみがわく。
    というわけで、私のロマンの塊です。マリーの誤字もあるよ!笑

    amazonさんの紹介文にもありますが、
    「このままなりゆきにまかせていれば、あなたを待っているのは途方もない不幸だけだと、私は今から断言できます」
    と、
    オーストリアの偉大な女帝であるマリア・テレジアお母さんは娘を嗜めています。
    娘の未来を暗示するようなお言葉。
    いつの時代も、母は娘を案じてくれていて、
    娘はそれに完璧には応えることが出来ないのですね。

  • 面白かった~!訳もGOOD!上品な言葉遣いですが、よそよそしくはなく女帝と姫親子の手紙の雰囲気がよく出ている訳文だと思います。訳者の注も詳しくて、当時の状況や、どんな親子関係だったのかがよ~くわかります。 文庫化して欲しい。

  • ギロチンで非業の死を遂げたマリーアントワネットは14歳で結婚してから11年間、実家の母マリア・テレジアと手紙のやりとりをしていた。
    口やかましく、またおだてたりしながら、なんとか娘の博打や浪費をやめさせようと躍起になる母。でも母の愛もむなしく、彼女は遊びたい盛りの10代。しかもセレブである。
    読んでいて「パリスヒルトンやリンジーローハンと同じじゃない?」と思った。
    マリアテレジアは偉大な女帝だったので、彼女の訓戒は非常に共感するところがある。努力しないと人の評判を落とすことになる、と戒めているが、娘のフランス王妃は聞く耳を持たなかった。
    お母さんの言う通りにしていたら、ギロチンにかけられる事も、フランス革命もなかったのではないか、と思う。

  • 母から娘への膨大な小言集。しかも、母のほうが圧倒的に正しい。マリア・テレジアって本当にすごい女だったんだなぁ、とその偉大さ、まっとうさに胸打たれた。子供の教育で悩んでいる人なら、これぐらい辛抱強く説教し、噛んで含めるように言い聞かせていた母がいたことを知れば、「叱る勇気」が湧いてくるのではなかろうか。
    こんなに説教されたら「うっせえな」みたいに、多少ふてくさてもよさそうなのに、いつも「気をつけます」「ママにキスを」「愛してます」という返信を描くアントワネットは、ちょっとうかつなだけで、性格は良い子だったんだろうなぁと思った。
    散漫な感想ですみません。

  • タイトルどおりで、娘マリー・アントワネットと母マリア・テレジアの秘密文通を書簡にしたもの。
    すっごい読み応えがあります。

    マリア・テレジアは娘に、母からの手紙は焼き捨てるように指示していたのに、自分からの手紙は複写をとらせていて、ウィーンから送り込んだメルシー伯爵ともやりとりをしています。アントワネットが母に伝えていないことも、メルシー伯爵を伝ってばれていたり・・・
    母が娘を自分の思いどおりに動かそうとしてしつこく言い聞かせるように書いていたり。
    難しい表現や名前も多くて読みづらいけど、是非読むべき一冊です。

  • I will read this soon...

  • 偉大なる女帝マリア・テレジアと我儘な王妃ともいわれる女帝の末娘マリー・アントワネットの往復書簡。11年間のやり取りが全て収まっており、読み応えも十分。■怠惰な生活を叱責する母親に対し、適当に嘘をついたりはぐらかしたりする娘。側にオーストリア大使がいるんだから、簡単にバレることぐらいわかってもよさそうなもんだけど。どちらかというと、オーストリア大使メルシー伯とマリア・テレジアの往復書簡の方が面白そうな気配がする。

  • 面白くてどんどん読み進められる!という類の本ではないけれど、マリー・アントワネットの実像が行間からあふれている。この親子の話の噛み合わなさとアントワネットの目先のことしか眼中にない話題が興味深い。

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