またの名をグレイス 上

制作 : Margaret Atwood  佐藤 アヤ子 
  • 岩波書店
3.68
  • (6)
  • (17)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 132
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 作者の作品は一貫してフェミニズム的だという感想を読んだことがあるが、読了後、確かにと頷いた。
    以前読んだ『侍女の物語』もその視点で読めばもっと面白かったのかもしれない。

    素敵な精神科医だと思って読み進めていたのだが、全くそんなことはなく残念な医師であった…

  • 『プリズンブッククラブ』の課題図書。
    マーガレット・アトウッドって実は読んだことなかったのか。『侍女の物語』とか?

  • カナダで起きたトマス・キニア、ナンシー・モンゴメリー殺害事件を題材とした小説。
    事実を元に物語を構成しているのでわかりやすい落ちは無かったけどラストは良かった。当時の風習や女中の生活が細かく記載されていて面白かった。

  • 2013/2/6購入

  • ボリュームといい各章のエピグラフといい、アトウッドの気魄ががっつりこもった心理ミステリ。19世紀中頃の、アイルランドで食い詰めてカナダに渡ってきた女の子が殺人教唆の罪で牢屋に入れられて、という話。現場にいた人は全員死亡、一時的に狂乱状態になって記憶が飛んでいる彼女に、16年後に精神科医がインタビューするという、たぶん「信頼できない語り手」もの。

    この種の小説について上巻だけで良いも悪いもないとは思うけれど、150年前のカナダの人の荒々しさや、女中だったグレイスの日々の細かな雑用の描写が興味深くてどんどん読んでしまった。アトウッドだけに、虐待する夫・父や妊娠してポイ捨てされた娘の悲劇の挿話がはさまってくるのだけれど、そこはちょっとベタかなーという気も。だって読むほうが動揺するのは鉄板なんだもの。

    精神科医が若くて頼りないので、きっともやもやした終わり方になるんだろうなと思いつつ、どんな後味の悪さでしめてくれるのか楽しみ。

  • 感想は下巻にて。

  • この小説は、住み込みの女中と下男が主人と女中頭を殺したという実際の事件をベースにしてる。事件が起こったのは1843年。
    この事件は、カナダで有名な事件らしく、マーガレット・アトウッドも並々ならぬ興味を持ったようだ。できるかぎりの資料を集め、事実をベースに小説を組み立てている。

  • 2009年11月22日読了。グレイスという犯罪者が、どのように犯罪に巻き込まれていったのか。上巻のラストはちょっとホラーっぽい趣きも。

  • 面白い。得体の知れないグレイス。

  • カナダの代表的作家の作品。
    1843年に実際に起きた殺人事件をもとにしたフィクション。

    少々文体が特徴的だが、それは主人公グレイスの傷つけられた精神を表わしているのだろうか?

    ここで描かれる18世紀の社会は、精神病への理解、女性問題など様々な部分が未発達だ。とても興味深い。
    詳しい感想は下巻を読んでから書く。

全19件中 1 - 10件を表示

マーガレット・アトウッドの作品

またの名をグレイス 上を本棚に登録しているひと

ツイートする